【書評】「嫌われる勇気」人間関係のあらゆる悩みを解決するテクニックとは?【感想・要約】

人間関係
  • 相手がいうことを聞いてくれず、イライラする
  • 上司や親にこれをやれ!と言われてストレスを感じる

など、人間関係に関する悩みは尽きないですよね。

今回はそんな方におすすめの一冊、岸見一郎さん、古賀史建さんが書かれた「嫌われる勇気」について解説します!

僕も、以前は

  • こうやって言ったのに、どうして相手は行動してくれないんだろう

とか考えていました。

でも、本書の「課題の分離」という考え方を知り、人生がとても楽になりました。

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【著者】岸見一郎さん、古賀史建さんについて

本書は、哲学者である岸見一郎さんと、ライターである古賀史建さんによる作品で、

  • 古賀さんが岸見さんにアドラー心理学の教えを請い
  • その内容を哲人と青年の対話形式に落とし込んだ1冊

人間関係や、人生の幸せについて考える上で、大切なことがたくさん書かれているので、ぜひ一度手にとっていただきたいですが、この記事では忙しくて読む時間がないという方へ向けて

  • 著者の伝えたいメッセージ
  • 課題の分離について深掘り
  • 本書を実践する3つのステップ

について、わかりやすく解説します!

本書は実践するのが難しい反面、血肉にできれば人生の見方が変わる一冊。そのエッセンスをギュッと凝縮しましたので、ぜひ最後までご覧ください!

✔︎YouTubeにて、5分で解説しました!映像でご覧になりたい方はぜひご覧ください!

【5分で実践】嫌われる勇気/人間関係の悩みを解決する「課題の分離」とは?【実践する3つの方法も】

【結論】それ、相手の課題じゃない?

さっそく本書の結論ですが、お2人が伝えたいメッセージは

相手の課題に足を突っ込むな
それだけで人生めっちゃ楽になるから!

という内容です。

課題の分離とは?

あらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むことーあるいは自分の課題に土足で踏み込まれることーによって引き起こされます。

課題の分離ができるだけで、対人関係は激変するでしょう。

140〜141ページより引用

本書で何度も強調される概念が、「課題の分離」という考え方。

課題の分離とは、日常で起こる様々な出来事を

  1. 自分の課題
  2. 相手の課題

に分け、相手の課題にはノータッチ、という考え方です。

例えば、親が子どもに「勉強しなさい!」という場合、たいていの子どもは勉強しませんよね。笑

そのとき、「なんでいうことを聞かないんだ!」と怒りが湧いてくるかもしれません。

ですが、勉強するかどうかは子どもの課題です。

なぜなら、

  • 先生に注意されるのも子ども
  • 勉強せずにテストの成績が下がるのも子ども
  • 受験に失敗するのも子ども

というように、勉強しない結果を引き受けるのは親ではなく子どもだから。

もちろん、親としての責任を放棄するのではなく、しっかりとサポートすることは大切です。

  • なぜ勉強しなければならないのか
  • 勉強しないとどんな結果が待っているのか

子どもがこれらについて、明確な答えを持っておらず、判断ができない場合は、親がしっかりと教えてあげる必要があるでしょう。

それを伝えた上で、判断をするのは子どもなんです。

親がすべきことは、もし子どもが困っていれば、知識と経験をシェアして、自分で判断できるように育てることなんです。

要するに課題の分離とは、

今の自分ができることを精一杯行い、その結果他人がどう行動するかは考えるな!

ということ。

この視点を持つと、対人関係の悩みはかなり楽になるんです。

【疑問】相手の行動が自分に影響を与えるときはどう考えれば良いの?

冒頭でもお伝えした通り、この視点が生まれると、かなり人生が楽になりました。

恥ずかしながら、それまでは

  • なんで自分の思った通りに動いてくれないんだろう
  • こんなに頑張っているのに、誰からも何の言葉もない

と感じることもありました。

しかし、これらは相手の課題であり、自分の課題ではないということに気づけます。

課題の分離は人間関係の悩みを解決する最強のテクニックであることは間違い無いでしょう。

でも、あるときこんな疑問が浮かびました。

相手の行動が自分に影響を与える場合は誰の課題?

例えば、パートナーの金遣いが荒い、といった場合。

相手が散財した結果、家計が苦しくなるので、自分にも影響がありますよね。

でも、お金をどう使うかは相手の課題なので、自分にはコントロールできません。

こういった場合はどう考えれば良いのか?

自分の課題として能動的に対処すべき

こんな疑問に対して、僕が出した結論は

自分の課題として真摯に向き合うべき

です。なぜなら相手の行動の結果を自分も引き受けているからです。

影響を受ける以上、自分の課題と捉えて真摯に向き合うべきかなと。

例えば

  • 相手としっかり話し合う
  • 家計を完全に分けてしまう
  • 最悪、相手と離れる

など、大切なのは、自分で行動を起こすこと。

変わらない相手を非難することではないと僕は思います。

もちろん、相手を変えることができないのが大前提です。

でも、パートナーのような近い関係であれば、より良い関係を作るためにお互いが努力することが大切ですよね。

また、フォロワーさんにご指摘いただいたのですが、本書の続編となる「幸せになる勇気」に似たような議論があるそうなので、そちらも読んでみようと思っています!

【考察】本書を実践する具体的な3ステップ

以上、岸見一郎さん、古賀史建さんが書かれた「嫌われる勇気」について解説しました!

ここまでをまとめると

  1. 自分の課題にのみ集中し、相手の課題はノータッチ
  2. これで、対人関係の悩みは楽になる
  3. パートナーとはより良い関係を作るよう、寄り添うことが大切

という内容でした!

そしてここからは、さらに深掘りをし、本書を実践する3ステップについて解説します!

✔︎3ステップ

  1. マインドフルネス
  2. 課題の分離の訓練
  3. 感謝の心

順に見ていきましょう!

ステップ①マインドフルネスを鍛える

われわれは過去の経験に「どのような意味を与えるか」によって自らの生を決定している。

人生とは誰かに与えられるものではなく、自ら選択するものであり、自分がどう生きるかを選ぶのは自分なのです。

30ページより引用

まずはじめに、マインドフルネスを鍛えましょう。

この目的は、今できることに目を向けることです。

マインドフルネスとは、今この瞬間を精一杯生きるという感覚のことです。

過去への後悔や未来への不安を抱える方も多いと思います。

ですが、アドラーは、

過去でも未来でもなく、今があるだけ。過去に起きた出来事を、今の自分がどう捉えるかによって今が変わる

といっています。

今できることだけに集中し、人生をより良くしよう、と。

そのためにマインドフルネスの感覚を養うんです。

最もわかりやすい方法は瞑想でしょう。

ステップ②課題の分離を意識する

そして、課題の分離の視点を身に付けていきましょう。

この目的は、もちろん人間関係の悩みを減らすことです。

具体的な方法は、自分が今していることは自分の課題?それとも相手の課題?と問いかけてみることです。

運動を例にとって考えてみましょう。

✔︎運動が健康に良いと知ったので、運動をしている

この結果を引き受けるのは自分なので、自分の課題ですね。

✔︎運動のメリットを人に話し、運動を勧める

これはどうでしょう?

一見運動を勧めるのは相手の課題に踏み込んでいるのでは?と思うかもしれません。

では、ここで本書で紹介されているとてもわかりやすい例を見てみましょう。

馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない

143ページより引用
  • 水辺に連れていくこと→自分の課題
  • 水を飲ませること→相手の課題

というとてもわかりやすいたとえです。

この場合、運動のメリットを伝え、運動を勧めることは水辺に連れていくことに当たるので、自分の課題だと言えます。

✔︎なんで運動しないの?

はい、ここまで来てしまうと、完全に相手の課題に首を突っ込んでしまっていますね。

相手がどう行動するかは完全に相手の課題なので、そこは完全にスルーしちゃってください。

日常のあらゆる状況に対し、馬のたとえを当てはめて、これは誰の課題だ?という視点を身につけていきましょう!

ステップ③感謝の心を持つ

ほめられるということは、他者から「よい」と評価を受けているわけです。

そして、その行為が「よい」のか「悪い」のかを決めるのは、他者の物差しです。

(中略)

一方、「ありがとう」は評価ではなく、もっと純粋な感謝の言葉です。

人は感謝の言葉を聞いたとき、自らが他者に貢献できたことを知ります。

205ページより引用

そして最後のステップ、感謝を伝えましょう。

この目的は、良好な人間関係を築くことです。

突然ですが、褒められるとうれしいですよね。僕もそう思います。

しかし、アドラーは褒めることを否定します。

なぜなら、褒めることは縦の関係を作るからです。

褒めるという行為は能力のあるの人が能力の低いの人の行為を称える、というニュアンスがありますよね。

例えば、部下が上司を褒めることは基本ありませんよね。

なぜなら、そこに上下関係が生まれてしまうからです。

もし、あなたが上司をほめたら、誰にものを言っているんだ?と思われてしまうでしょう。

感謝は横の関係を作り出す

一方、感謝は横の関係を作り出します。

そこに上下関係はありません。

なので、部下が上司に対して感謝をする、なんらおかしいことではありません。

逆に、上司が部下に対して感謝することもあるでしょう。

つまり、お互い対等な立場を作りつつ、相手に満足感を与える最強の言葉が、「ありがとう」なんです。

でも、部下が上司と横の関係を意識するってなかなか大変だと思います。

なので、上司にそこの意識を持って欲しいと思います。職場の雰囲気はかなり良くなると思います。

感謝についてもっと学びたいという方は、アダム・グラントさんが書かれた「GIVE&TAKE」を読んでみてください。

まとめ

  • 人間関係の悩みがなぜ生じてしまうのか
  • 課題の分離の重要性

についておわかりいただけたかと思います。

僕もこの視点を持てたことで、とても人生が楽になりました。

こんな考え方もあるんだ、と頭の片隅にでも置いてくだされば幸いです。

本書はこれ以外にも、人生を幸せにする考え方について学ぶことができるので、気になった方はぜひ手にとってみてください!

それではまた別の記事でお会いしましょう!

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