【書評】なぜあなたの疲れが取れないのか?鈴木祐著「最高の体調」【感想・要約】

書評
  • 最近なんだか疲れが取れない・・・
  • いつも眠くて、仕事や勉強に集中できない・・・

こんなお悩みを抱える方におすすめの1冊、鈴木祐さんが書かれた「最高の体調」について解説します!

とてもおすすめの本ですので、一度本書を読んでいただきたいのですが、忙しい毎日を送る方の中には、本を読む時間が取れないという方もいらっしゃるかもしれません。

なので、そういった方へ向けて

  • 著者が伝えたいメッセージ
  • 体調不良の原因を見つけるわかりやすい基準
  • 本書を実践する具体的なステップ

など、本書のエッセンスをギュッと凝縮してお届けします。

この記事があなたの体調不良が解決するきっかけになればうれしいです。

✔︎YouTubeで4分で解説しました!映像でご覧になりたい方はこちらからどうぞ!

【4分で実践】最高の体調/体調不良を根本から治す3つのステップについて解説【鈴木祐】
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著者について

著者の鈴木祐さんは、サイエンスライターとして活動されており、

  • 10万本の科学論文を読破
  • 600人を超える学者や専門医へのインタビュー
  • 心理、健康、科学に関するブログ、「パレオな男」で月間250万PVを達成

という破格のスケールの持ち主です。

本書は、そんな鈴木祐さんが進化医学をベースに体の調子を整える方法について、わかりやすくまとめてくれた一冊です。

【結論】現代の生活に、人間の進化が追いついていない

さっそく本書の結論ですが、

人間は原始時代からほとんど変わっておらず、現代とのギャップがあらゆる体調不良を引き起こす!
そのミスマッチをできるだけ減らして、体調を改善しよう!

というものです。

狩猟採集生活に合わせて進化してきた

僕たちの体は、狩りをするスタイルに合わせて進化をしてきたと考えられています。

本書でも、

最新の研究によれば、現在の人類の基礎が形作られたのはおよそ680〜700万年前のこと。

(中略)

そこから人類は少しずつ進化を続け、1〜2万年前にようやく石器時代から農耕生活に移動します。

つまり、(中略)人類は600万年にわたって狩猟採集生活を続けてきたわけです。

この壮大なタイムスパンを見れば、人類は進化の過程で古代の環境に最適化してきたと考えるのが自然でしょう。

23~24ページより引用

と表現されています。

でも、現代は狩猟生活とはかけ離れた生活を送っていますよね。

  • スマホやジャンクフード
  • 多様な価値観
  • 漠然とした未来への不安

などが現代にはあふれていますが、人類はそういった変化にはまだ適応できていないんです。

このギャップが原因で生まれたのが、「文明病」です。

文明病に対処する方法は?

では、どうすれば文明病に対処することができるのでしょうか?

①自分が抱える問題について、どこに遺伝のミスマッチがあるのかを特定する

②ミスマッチを起こしている環境を、遺伝に沿うように修正する

この2段階を着実にこなせば、ほとんどの問題は解決します。

35ページより引用

つまり、できるだけ古代の生活とのギャップを減らすというアプローチで文明病は解決できるんです。

さらに、本書では、文明病の原因を

  1. 炎症
  2. 不安

の2つに分け、それぞれ具体的にどうすれば「遺伝のミスマッチ」を修正できるのか学ぶことができます。

【疑問】なにが「炎症と不安」を引き起こすのか?

文明病を解決するには、遺伝のミスマッチを減らすことが重要だ、ということは納得できました。

でも、僕が初めて読んだ時、

なにが遺伝のミスマッチなんだろう?

という疑問が浮かびました。

何が「炎症と不安」を引き起こすのか、わかりやすい基準はないのだろうかと。

そんな疑問に対して、「3つのフレームワーク」というとてもわかりやすい基準が紹介されています。

古代と比べて、多いか少ないかで見分ける

(前略)古代と現代のミスマッチが起きるパターンを3つの枠組みでとらえました。

多すぎる:古代には少なかったものが、現代では豊富すぎる

少なすぎる:古代には豊富だったものが、現代では少なすぎる

新しすぎる:古代には存在していなかったが、近代になって現れた

48ページより引用
  • 食べ過ぎや価値観は「多すぎる」
  • 睡眠や運動は「少なすぎる」
  • 先ほどあげたスマホは、「新しすぎる」

に当たりますね。

これらがわかれば、

  • 多すぎるもの→減らす
  • 少なすぎるもの→増やす
  • 新しすぎるもの→減らす

ということがわかります。

つまり、このフレームワークに沿った行動を心がければ、文明病の対策ができるということです。

【考察】本書を実践する具体的なステップ

以上、鈴木祐さんが書かれた「最高の体調」について解説しました。

これまでを簡単にまとめると、

  1. 人間の体は狩猟生活に適応している
  2. 現代のライフスタイルとのギャップによって体調不良が生じる
  3. 3つのフレームワークに沿って行動を変える

という内容でした。

ここからは、本書の内容を実践していくための具体的なステップについて考察していきます。

ちなみに、本書にもそれぞれの項目ごとに実践するガイドラインが示されていますので、もっと詳しく知りたい方は、本書を手にとってみてください!

✔︎3つのステップ

  1. 自然を増やす
  2. 価値観を掘り下げる
  3. 小さな目標を立てる

順に見ていきましょう!

ステップ1:自然との接触をふやす【観葉植物を置く】

まずは、できる限り自然との関わりを増やしましょう。

自然を増やすことで、文明病の原因の1つ「炎症」を和らげることができます。

本書で紹介されている研究でも

自然とのふれ合いにより、確実に人体の副交感神経は活性化する

111ページより引用

と結論を出しています。

この理由はシンプルで、古代はほとんどの時間を自然とともに過ごしていたからです。

そのため、人間の脳には「自然=いいもの」としてプログラムされているんです。

ちなみに僕は自然が大好きなので、

  • 毎朝公園などを散歩する
  • 観葉植物を置く
  • 波の音を流しながら瞑想をする

など、暇があれば自然と関わることを意識しています。

ステップ2:価値観を掘り下げる

【書評】継続力は身につく!「GRIT やり抜く力」の感想と要約という記事でも紹介した方法ですが、自分の価値観に沿って生きることは、とても大切です。

価値観を掘り下げると、「不安」にアプローチすることができます。

本書でも

価値に沿って生きるほど日々の悩みは消え、自然と自分をいたわる行動が増えていきます。

不安に立ち向かうには、まずあなたの「価値観」を見定めるべきです。

184ページより引用

と指摘されています。

多様化した価値観と未来への不安

現代では価値観が多様化しました。

そのおかげで、自分らしく生きることができるようになった反面、将来に対して漠然とした不安が生まれます。

  • 将来はどんな仕事をしているんだろう
  • 一年後の自分はなにをしているんだろう

など、なんとなく将来が不安だ、という方も多いでしょう。

一方、価値観を明確にすることで、未来の自分を具体的にイメージできるようになるので、未来への漠然とした不安が和らぎます。

ステップ3:小さな目標を立てて、未来を現在に近づける

価値観を定めたことで、自分の未来の姿をイメージすることができるようになりました。

次にやるべきことは、未来をより、今に近づけることです。

そのために、小さな目標を立てましょう。

例えば、「5キロ痩せる」という目標を立てたとします。

その次に、どうすれば5キロ痩せられるか、ということをピックアップします。

  • お菓子を減らし、野菜や魚を増やす
  • 週2回ずつ筋トレ、ランニングをする
  • まずは1キロ痩せることを目標にする

のように「5キロ痩せる」という目標よりも小さい目標を立てていきます。

すると、目標への道のりが明確になり、将来への不安がさらに軽減されます。

まとめ

文明が発達し、生活が豊かになった反面、文明病という弊害をもたらしました。

だからと言って、いまさら狩猟生活を送りたいと思う方は少ないでしょう。

しかし、狩猟生活に近づけることの重要性はご理解いただけたかと思います。

本書では、現代に即した形で「遺伝のミスマッチ」を減らすにはどうすればいいのかを具体的に、わかりやすく解説されています。

僕もそのおかげか、月に1度は風邪を引くほど良く体調を崩していましたが、本書の内容を実践することで、ここ半年はかなり体調が安定しています。

なので、謎の体調不良に悩むあなたにとてもおすすめの一冊です。

この記事が、あなたの体調が良くなるきっかけとなればうれしいです。

それではまた、別の記事でお会いしましょう!

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