【鬼滅の刃で学ぶ心理学】コミックス2巻に登場する心理効果まとめ6選

鬼滅の刃

こんにちは!ばちといいます。

心理学と漫画が好きな僕が、「鬼滅の刃」を例に、心理学をわかりやすく解説するシリーズ第10弾!

今回は、「鬼滅の刃2巻」に出てくる心理学を6つまとめて紹介します!

  • 心理学についてわかりやすく学びたい!
  • 炭治郎たちの心理を知りたい!
  • それが、物語にどう関わってくるの?

といったオススメのです。

※この先ネタバレを含みますので、ご注意ください。

スポンサーリンク

【あらすじ】鬼滅の刃2巻の内容

無事、最終選別を生き残った炭治郎。

炭治郎の他に、生き残ったのは4名の隊士。しかし、謎の人物は「5人生き残ったのか…」といっていますが…?

選別後、刀をもらい、鬼殺隊としての初めての任務に出向き、沼の鬼との戦闘が描かれています。

心理効果まとめ6選

それでは、2巻に登場する心理学を解説します。
6つの心理は以下のとおり。

  1. 若い女性への執着
  2. プライミング効果
  3. 対応バイアス
  4. 信用レンズ
  5. 返報性の原理
  6. 両面提示

それでは、順に解説していきます!

その①:沼の鬼の「若い女性への執着」

まずは、こちらをご覧ください。

邪魔をするなァァァ‼女の鮮度が落ちるだろうがァ‼

もう今その女は十六になっているんだよ

早く喰わないと刻一刻で味が落ちるんだ‼

「鬼滅の刃」2巻11話より引用

しょっぱなからどぎついシーンでごめんなさい。笑

このシーンからみて分かるとおり、沼の鬼は、若い女性に異常な執着をもっています。

その心理について解説します。

進化心理学で解説

進化心理学という学問をご存知ですか?

進化心理学とは、

「進化」という側面から、人間のこころを観察しよう

という学問です。

ざっくりその主張をまとめると、

人間の脳は、石器時代から変わっていないため、現代の人間も「できるかぎり子孫を残したい」という価値観を持っている

という考え方です。

つまり、若い女性のほうが妊娠に適しているため、男性は、「若さ」に魅力を感じるように進化してきました。

沼の鬼の目的はあくまで捕食ですが、そういった心理もはたらいているのでしょう。

その②:プライミング効果

プライミング効果とは、

先行刺激(プライム)によって、その後の思考や行動が、自動的に変わること

「ピザ」という刺激がプライムとなり、「ヒジ」と答えようとしても、無意識に「ヒザ」と答えてしまう心理がこれに当たります。

プライミング効果をもっと応用すれば、人生をコントロールできるほど、強い力を秘めているんです。

禰豆子のプライミング効果

そのヒントが、以下の鱗滝さんの暗示。

禰豆子が眠っている間に 儂は暗示をかけた

”人間は皆 お前の家族だ”

”人間を守れ 鬼は敵だ”

”人を傷つける鬼を許すな”

「鬼滅の刃」2巻11話より引用

暗示によってプライミング効果がはたらき、禰豆子の行動が変わっています。

この心理を活かし、プライムをうまく生活に散りばめることで、目標に向けて自動的に行動することもできます。

その③:対応バイアス

対応バイアスとは、

他人の行動だけで、内面や性格を判断してしまう

という性質のこと。

要は、仕事でミスをした人を見ると、この人は仕事ができないんだ、と決めつけてしまう心理のことです。

和巳さんの対応バイアス

和巳さんは、婚約者の里子さんを、沼の鬼に食べられてしまいました。

彼を想って、炭治郎が声をかけたワンシーンです。

炭治郎「和巳さん大丈夫ですか?」

和巳「…婚約者を失って大丈夫だと思うか」

炭治郎「…和巳さん失っても失っても生きていくしかないです
    どんなに打ちのめされようと」

和巳「お前に何がわかるんだ!!お前みたいな子供に‼︎」

「鬼滅の刃」2巻13話より引用

少し分かりづらいかもしれませんが、対応バイアスがはたらいています。

上記のシーンで、

(家族を鬼に惨殺される)

「自分の気も知らずに声をかけてきた」という行動

「若いんだから、つらい経験をしていないだろう」と思い込み、怒りを感じる

最愛の家族を鬼に殺された過去を、和巳さんは知りません。

対応バイアスがはたらくので、和巳さんが「本当はつらい思いをしているのかもしれない」と考えることは、簡単ではありません。

その④:信用

炭治郎は、珠世さんについて

嘘偽りのない清らかな匂いがする…

この人は信用できる

「鬼滅の刃」2巻15話より引用

と感じています。

炭治郎は、匂いで判断できますが、普通の人間は、どのように信用するかしないかを決めているのでしょうか?

温かみと能力

ハーバード大学の心理学者、エイミー・ロディ氏の研究によると、

印象の90%は

  • 温かみ
  • 能力

の2つで決まるそう。

つまり、人当たりがよく、「仕事もできそう!」と思われる人ほど、信用されるということ。

炭治郎は、

  • 珠世さんの優しく、穏やかな雰囲気から温かみを感じ、
  • 鬼舞辻の呪いをはずし、人間を鬼にする方法を見つけていることから、能力がある

と判断したのでしょう。

その⑤:返報性の原理

返報性の原理とは、

なにかされると、「自分もお返ししなくては…!」と思う心理のこと。

LINEの既読スルーが申し訳なく感じたり、バレンタインデーにお菓子をもらったら、お返ししないとなんだかモヤモヤしますよね。

珠世さんの返報性

珠世さんのワンシーンで、返報性の原理がはたらいていることが確認できます。

あなたは 鬼となった者にも「人」という言葉を使ってくださるのですね

そして助けようとしている

ならば私もあなたを手助けしましょう

「鬼滅の刃」2巻14話より引用

自身も鬼である珠世さんは、

  • 「鬼になった人を助けてくれる」という行動に借りを感じ
  • 「私も手助けをしなくては!」

という気持ちになったのでしょう。

返報性の原理は、あらゆる場面で応用可能です。

すべての人間関係は、ギブアンドテイクで成り立っているといっても過言ではありません。

そんな返報性の原理について学ぶことは、人生を豊かにしてくれるでしょう。

その⑥:両面提示

両面提示とは、

説得や交渉の際、メリットだけではなく、デメリットについても正直に伝える方法のこと。

効果は、誠実な印象を与えること。

その結果、説得に応じてくれたり、条件を飲んでくれたり、商品を買ってくれるわけです。

珠世さんの両面提示

珠世さんが、両面提示をつかい、頼みごとをしているシーンがこちらです。

治療薬を作るためには たくさんの鬼の血を調べる必要がある
あなたにお願いしたいことは二つ

一つ 妹さんの血を調べさせて欲しい
二つ できる限り鬼舞辻の血が濃い鬼からも 血液を採取して来て欲しい

(中略)

鬼舞辻の血が濃い鬼とは即ち 鬼舞辻に……より近い強さを持つ鬼ということです。

そのような鬼から血を奪るのは容易ではありません

「鬼滅の刃」2巻15話より引用

(メリット)
禰豆子を人間に戻すことができる

(デメリット)
強い鬼と戦わなくてはならない

というように、メリットだけではなく、デメリットも伝えることで、炭治郎の信頼を獲得し、頼みを聞いてもらうことに成功しました。

営業や販売など、直接お客さんと接している方は、まちがいなく学ぶべき知識です。

心理学を学び、人生を豊かにしよう

以上、「鬼滅の刃2巻」に登場する心理学6選について解説しました。

心理学は、あなたの人生に役立ちます。

  • 人間関係を改善
  • 自分らしい生き方のヒント
  • 仕事にいかす

など、学んで損しない学問です。

なので、これからもできるかぎりわかりやすく、心理学について発信していきます。

「鬼滅の刃」3巻の心理学まとめも、更新予定です。
気になる方は、ぜひ

Twitter

をフォローして、更新をお待ちください!

この記事が、あなたのお役に立てばうれしく思います。
それではまた、別の記事でお会いしましょう!

「鬼滅の刃で学ぶ心理学」シリーズはこちらからどうぞ!

参考文献

  • 「鬼滅の刃」,吾峠呼世晴,集英社
  • 「影響力の武器 なぜ、人は動かされるのか」,ロバート・B・チャルディーニ,誠信書房
  • 「なぜかまわりに助けられる人の心理術」,メンタリストDaiGo,宝島社文庫,100p
  • 「自分を操る超集中力」,メンタリストDaiGo,かんき出版,p61~64
  • 「トークいらずの営業術」,メンタリストDaiGo,リベラル社,p138~139
  • 進化心理学から考えるホモサピエンス」アラン・S・ミラー、サトシ・カナザワ,パンローリング
  • だれもわかってくれない,ハイディ・グラント・ハルバーソン,ハヤカワノンフィクション文庫,p81~86,108~133p
  • 「人を動かす」,デール・カーネギー,創元社

コメント

タイトルとURLをコピーしました