こんにちは、ばちといいます。
退職代行を使いたいけど、本当に退職できるのか不安だ…
実際利用した人って、どんな失敗をしているんだろう?
今回は、こんなお悩みを抱える方向けの記事を用意しました。
ズバリ退職代行を使って失敗してしまう理由は、自分にあったサービスを選べていないこと。
失敗談を調査するうちに望むサービスと、提供してもらえるサービスに差があるために、結果的に失敗してしまうことが分かって来ました。
そこでこの記事では、大学で民法や労働法を学んだ僕が、退職代行利用者のトラブル事例を確認したうえで、失敗しないための選び方や失敗しない退職代行サービスを紹介します。

この記事を読めば、トラブルなく退職できるサービスを選べるようになりますよ!


- 2回の退職を経験した内向型HSP
- 退職を言い出せず抑うつ状態になり、1年の休職を経験
- さまざまな退職代行利用者にインタビュー
退職代行の失敗談・トラブル事例を徹底調査しました!


まずは退職代行を実際に使った人が、どんな失敗やトラブルに巻き込まれてしまったのかを確認していきましょう。
ネット上やSNSを調査すると、やはり思い通りの結果を得られなかった人がいることは事実。
しかしそれは、どんなサービスにも言えること。
リスクを事前に把握したうえで、その対策を立てるのが失敗しないためのコツです。
業者との連絡がつかなくなった
まず、個人的に「ちょっとこれはかわいそうだな…」と感じたのが業者との連絡がつかなくなったトラブルです。
お金を支払った後に業者にトンズラされてしまったので、お金は戻ってこないわ、退職はできないわでいいとこなし。
退職代行を使ううえで、ケアしなければならないところです。
こういったトラブルが起こる原因は、実績のない業者を選んでしまったこと。



特に料金相場を大きく外れたサービスは、詐欺業者の可能性が高く、避けるべきですね。
ちなみに退職代行の料金相場は3万〜5万円と言われています!
実際に選ぶ際は「これまでどれだけ退職に導いたのか、実態のある会社、組織なのか」を十分に確認しましょう。
謎の理由をつけられてサービスが終了した
あとは「まだ退職が完了していないのに、謎の理由をつけられて業者に飛ばれた」という声もありました。
ほとんどの方がお金は戻っていますが「サービスは提供しました」と主張し、返金しない悪質な業者も。
「謎の理由」についての具体的な言及がなかったため詳細は不明ですが、これは恐らく「これ以上対応すると違法になってしまう」ということと考えられます。
弁護士以外が、弁護士にのみ認められている行為を行ってしまうと「非弁行為」にあたり、違法となることはご存知でしょうか?
なのでたとえば有給取得の交渉や未払い残業代などの請求は、民間のサービスにはできないんですね。
彼らができるのは、あくまで「退職の意思を伝えること」。
交渉が必要になったために「これ以上の対応ができない」と説明したうえで、サービスを中止したのだと考察できます。



実際、これらのトラブルに遭ってしまった方が利用した業者を見てみると、そのほとんどが民間企業による退職代行サービスでした。
損害賠償を請求された
非常にまれなケースですが、退職代行を利用した方で、会社から損害賠償を請求された方も。
あなたも訴えられないか、心配に思っていることと思います。
しかし「退職代行を使ったこと」が損害賠償の直接の原因となることは基本的にありません。
なぜなら損害賠償は、具体的な不利益が生じた場合にのみ認められるものだからです。
たとえば急に休んだことで、取引先との契約が破棄されてしまったとき。
この場合、会社に実害が生じているので、損害賠償を請求されるリスクはあります。
ただこれは、退職代行を使うか否かに関わらず起こりうることですよね。
「退職代行を使った人が損害賠償を請求される」ことはありますが「退職代行を使ったから損害賠償を請求される」ことはありません。
退職代行を使う前に事前にこっそり引継書を作っておくなど、会社に害が及ばないように準備しておくと、リスクを抑えられますね。



ちなみに損害賠償を請求するのにも、多くのコストがかかります。
そのため「訴えるぞ」は脅し文句に過ぎず、実際に訴えられる可能性は低いと考えていいでしょう。
追加料金が必要になった
「追加料金を請求されて、思っていたよりお金がかかった」という失敗談も目立ちました。
悪質な業者を除けば、このケースは弁護士に依頼した場合に起こります。
たとえば弁護士のサービスでは会社に対し、未払い給料や残業代、損害賠償などの請求ができるわけですが、そのお金が実際に支払われたとき「成功報酬」を弁護士に支払う必要があるんですね。



要するに「お金を取り戻してくれてありがとう」という意味合いのお金です!
請求金額の20%が基本的な相場ですが、ホームページに記載されていない場合もあります。
他にもどこまで対応してもらえるのか、どこから追加料金が必要なのか、サービスの範囲を相談時に確認しておきましょう。
クズだ、非常識だと噂になった
また退職代行を使ったことで、会社の中で悪い評判が広がった、という声もありました。
やはりまだまだ退職代行に対して、ネガティブな印象を抱いている方が多く、使った人に対して厳しい意見があることは事実。
しかしそもそも、退職代行に悪いイメージを抱くのは心理学的に考えても当然なんです。
人は「自分は間違っていない」と思いたい生き物なので、退職代行という新しいサービスを受け入れることはなかなかできません。
彼らがなぜ悪くいうのか、その理由を知っておけば少しは気持ちが楽になるはず。
下記の記事で詳しく解説しているので「退職代行使ったら悪く言われそうで不安だな…」という方はぜひ、あわせてご覧ください。
【シンプルです】退職代行を使って失敗してしまう理由


ここまで退職代行を使った人の失敗談やトラブル事例について見てみました。
続いては、なぜ彼らが失敗に巻き込まれてしまうのか、その理由を考えてみましょう。
民間企業の退職代行を選ぶと、失敗しがち
さまざまな理由が考えられますが、その本質はとてもシンプルで「自分に合っていない退職代行を選んでいること」が失敗する大きな原因。
たとえば下記のような方が、民間企業によるサービスを選ぶと失敗する可能性大です。
- ブラック企業に勤めている
- 残業代が支払われていない
- 退職を受け入れなさそうな上司
こんな特徴を持つ会社は、退職を受け入れてくれる可能性が低い。つまり、交渉が必要になるということ。
トラブル事例の項目でお伝えしたように、民間企業のサービスでは会社との交渉を行うことができません。
それを分かっている企業ならまだいいのですが、実際に会社との交渉を行っているグレーな業者も。
違法性のある退職代行サービスを使ったことで、退職が認められないとか、懲戒解雇されるといったトラブルになることも考えられます。



きちんと退職するためにも、あなたの状況に合ったサービスを選んでいきましょう!
失敗しないための退職代行の選び方


それではここからは「自分に合ったサービスとか言われてもよくわからん!」というあなたへ向けて、失敗しないための選び方を解説します。
実際に選ぶ際は下記の3点をチェックし、失敗しない退職代行を選んでいきましょう。
- 労働組合か弁護士のサービスを選ぶ
- 退職率100%のサービスを選ぶ
- 後払いできるサービスを選ぶ
労働組合か弁護士のサービスを選ぶ
失敗を避けるために、重要なポイントが労働組合か弁護士のサービスを選ぶこと。
もちろん民間企業のサービスはリーズナブルな場合が多く、安く済ませたい方にとっては魅力的に映るでしょう。
しかし「失敗しない」という観点から考えたときにベストなのはやはり弁護士、労働組合が運営するサービスです。
彼らには会社と交渉する権利が法律によって認められているため、違法性の心配は必要ありません。
万が一損害賠償を請求された場合、労働組合では対応ができないため、そこのリスクまでケアしたい方は弁護士のサービスを。
それ以外の方は、リーズナブルに済む労働組合のサービスを選ぶのがおすすめです。



どうしても民間企業を選ぶ場合は、顧問弁護士監修のサービスを選んでくださいね!
退職率100%のサービスを選ぶ
また、その退職代行サービスの実績も大切なポイント。
これまでに多くの人を退職に導いてきた実績は、あなたが失敗することなく退職できることの証明にも繋がります。
何が何でも退職したい方は実績に加えて、そのサービスの退職率もチェックしておきましょう。



「退職率100%」をウリにしているサービスも多く、ホームページに書かれている場合も多くあります!
たとえば「退職代行ニコイチ」は、実績豊富な退職代行サービス。創業16年という長い歴史と27,000人以上を退職に導いた実績。それでいて退職率100%と、その実績が魅力的です。
ただしニコイチは顧問弁護士の監修はあるものの、民間企業によるサービスであることには注意しましょう。
後払いできるサービスを選ぶ
料金を支払ってから退職代行業者が動き出すのが、基本的なフロー。
しかし中には、退職が完了してから支払う「後払い」ができるサービスもあります。
「退職できないのにお金を払いたくない」「お金をムダにするのだけは嫌だ」という方は、後払いができないか確認してみましょう。
後払いできるサービスとして、有名なのは「辞めるんです」です。
辞めるんですも、顧問弁護士が監修している民間企業によるサービス。
業界初の後払い制度を導入したサービスであり、実績も豊富です。
ただ、知っておくべき注意点もあります。
辞めるんですが気になった方は、下記の記事をチェックしておいてくださいね。
失敗しづらい退職代行サービス3選
それでは最後に、失敗を避けたいあなたにおすすめの退職代行サービスを3つ紹介します。
やはりどんな方にもおすすめできるのは、弁護士や労働組合によるサービス。
会社側がどう対応してくるのかわからない以上、会社と交渉ができる業者を選ぶのがオススメです。
下記のサービスはすべて、会社との交渉が認められているサービスばかり。
利用者の評判も良いサービスを厳選したので、迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
- 弁護士法人みやび|ブラック企業に勤めている人におすすめ
- 男の退職代行|丁寧なサポートを受けたい男性におすすめ
- わたしNEXT|女性に評判のサービスを使いたい人におすすめ
弁護士法人みやび|ブラック企業に勤めている人におすすめ


弁護士法人みやびは、ブラック企業を辞めたい方におすすめの退職代行サービス。
利用者からは親身に対応してもらえると評判で、満足度の高さが分かります。
また他社のサービスで退職できなかったケースでもみやびに任せることが可能。それは退職への自信の表れとも捉えられますね。
料金は税込55,000円と決して安くはありませんが、その分充実したサービスが受けられます。失敗したくない方は、弁護士法人みやびに相談してみてください。
弁護士法人みやびのサービス概要
サービス名称 | 弁護士法人みやびの退職代行 |
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運営会社 | 弁護士法人 みやび |
弁護士 | 弁護士が対応 |
料金(税込) | 55,000円/成功報酬の20%/郵送費用 |
支払い方法 | 銀行振込 |
連絡手段 | 電話・メール・LINE |
返金制度 | なし |
即日退職 | 可能 |
退職率 | 記載なし |
後払い制度 | なし |
男の退職代行|丁寧なサポートを受けたい男性におすすめ


男の退職代行は、労働組合運営のとにかく評判の良い退職代行サービスです。
JRAA(日本退職代行協会)から特級認定を受けるサービス。
これは100以上の検査項目をクリアし、特に優れているサービスにのみ与えられるものなんです。
それでいて退職成功率は、なんと100%。
また万が一退職できなかった場合に備えて「全額返金保証」もついているという充実の体制まで。
料金も税込み26,800円と、比較的リーズナブルに利用できます。
特にコスパを重視したい男性には、男の退職代行がおすすめですよ。
男の退職代行のサービス概要
サービス名称 | 男の退職代行 |
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弁護士 | 労働組合に指導を行うのみ |
料金(税込) | 26,800円(正社員) 19,800円(アルバイト・パート) |
支払い方法 | 銀行振込、クレジットカード、デビットカード ペイパル、コンビニ決済、楽天ペイ キャリア決済、後払い |
連絡手段 | メール・LINE |
返金制度 | あり |
即日退職 | 可能 |
退職率 | 100% |
後払い制度 | 相談可能 |
わたしNEXT|女性に評判のサービスを使いたい人におすすめ


わたしNEXTは、多くの女性に評判の労働組合による退職代行サービス。
「男の退職代行」と、運営会社が同じで、サービス内容はほとんど同じです。
しかしわたしNEXTは、女性向けの退職代行サービス。
口コミを調査してみると、多くの女性に満足されていることが分かりました。
たとえば看護師や保育士、介護士など、女性が多く働いている業種に強く、豊富な実績を持っています。
女性ならではの悩みなどにも対応してほしい方は、わたしNEXTがピッタリです。
わたしNEXTのサービス概要
サービス名称 | わたしNEXT |
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弁護士 | 労働組合に指導を行うのみ |
料金(税込) | 29,800円(正社員) 19,800円(アルバイト・パート) |
支払い方法 | クレジットカード、デビットカード ペイパル、コンビニ決済、楽天ペイ キャリア決済、後払い |
連絡手段 | メール・LINE |
返金制度 | あり |
即日退職 | 可能 |
退職率 | 100% |
後払い制度 | 相談可能 |
自分に合った退職代行を選び、失敗を防ごう
退職代行を利用して、失敗してしまう原因は、つまるところ「自分に合った退職代行を選べていないこと」。
- 労働組合、弁護士によるサービスを選ぶ
- 退職率100%のサービスを選ぶ
- 後払いできるサービスを選ぶ
上記のポイントを意識して、あなたにぴったりなサービスを選んでください。
それでもどれが良いのかよくわからない方は、今回紹介したサービスから選ぶのがおすすめ。
口コミは評判などを調査し、特に満足度の高いサービスを厳選しました。