- 仕事が楽しくないから、会社に行きたくない…土日が待ち遠しい。
- なんで仕事が楽しくないんだろう?
- 楽しくする対策を知りたいな。
今回は、こういったお悩みを解決します。
✔︎本記事の内容
- 仕事がつまらないと感じる原因
- 「仕事が楽しくない」への対処法
- 転職する前にすべきこと
「仕事が全然楽しくない」という方も多いはず。
僕も現在社会人4年目ですが、仕事にやりがいを感じられず、転職をしました。
なので今回は、過去の自分と同じように、仕事がつまらない方が知っておくべき内容をシェアします。
イェール大学の研究結果を元に解説。
✔要約:仕事への考え方を変えてみよう!
仕事のカスタマイズ感
イエール大学は、Googleの従業員を対象に、ワークショップを開きました。その内容は「仕事は積み木のように形を変えられる」というもの。6週間後、アンケートをとると、受講していない人に比べ、幸福度と仕事の成果が上がっていたそう。マニュアル通りではなく、柔軟な方法を。
【理由】なぜ仕事がつまらないと感じるのか

研究について紹介する前に、仕事がつまらないと感じる原因について考えてみましょう。
問題を解決するときは、原因を知り、適切なアプローチを取ることが効果的。
ご自身がどれに当てはまりそうか、考えながら見てみてください。
原因①:自分に合っていない
仕事内容が自分に合っていないと、仕事がつまらないと感じます。
例えば
- 向いていない
- 興味がない
- 得意を活かせない
など、理想とのギャップがあると、「もっと自分に合う仕事があるはずだ」と感じ、今の仕事に熱意を持てなくなります。
原因②:暇すぎる
「どうせ給料が同じなら、楽な仕事のほうがいい」という方も多いかもしれません。
しかし、やることがなくてもつまらないと感じます。
仕事への満足度を高めるには、適度なストレスが必要だからです。
これはアメリカの研究でも明らかになっており、適度なストレスを感じるほど、
- 仕事への満足度が高い
- 離職率が下がる
- 仕事に積極的になる
ということが分かっています。
つまり、単純作業や仕事が少ないなど、仕事からのストレスが少なすぎると、仕事に対するネガティブな印象につながってしまうわけです。
原因③:やりがいがない
仕事にやりがいを感じられないことも原因のひとつ。
「成長を実感できない」「誰の役に立っているのかわからない」
というように、仕事自体にやりがいを見い出せないこともありますし、
「評価されない」「成果を出せない」
など、思うような結果が得られず、仕事自体が嫌になることもあります。
原因④:給料が少ない
年収が仕事選びの軸という方もいらっしゃるでしょう。
それほど重要な要素であるため、給料に満足できない場合は、仕事への不満につながりやすいです。
「こんなに頑張っているんだから、もう少し給料上げてよ…」と思うのも当たり前ですよね。
しかし、日本の仕組み上、なかなか給料は上がりにくいのが現状。
ちなみに、年収と幸せの科学的な関係が明らかになっています。下記の記事で解説しているので、気になる方はあわせてご覧ください。
原因⑤:長時間労働
働きすぎると体に悪いのはもはや常識。
日本もその対策として、「働き方改革」を進めていますね。
労働時間が長くなるほど、ストレスは増え、健康を脅かします。
働きすぎによりストレスを感じ、仕事に対する満足度を下げてしまうんです。
原因⑥:人間関係
良好な人間関係は、確実に人生を豊かにします。
それは職場の人間関係でも同じこと。
アメリカの研究では、職場に親友がいる場合、仕事へのモチベーションが7倍になることが分かったそうです。
また、友達が3人以上いる人は、人生、給料への満足度が約2倍高まるんだとか。
職場の人間関係の重要性は、この結果を見れば一目瞭然。
原因⑦:裁量がない
仕事の進め方やペースを、どれだけ自分でコントロールできますか?
仕事の裁量権はとても重要。
1380人を対象にした台湾の研究では、職場が自由であるほど
- 仕事への満足度が高まり
- 離職率も低く
- ストレスが多い仕事にも前向きに取り組める
ことが分かりました。
もし、上司の指示通り、マニュアル通りにしか仕事が進められない場合、仕事へのモチベーションは下がります。
「でも、まだまだ自分は下っ端だし、会社のやり方を変えるなんて無理だよ…」
そんな方のために、次のチャプターではイェール大学が行った研究を紹介します。
「仕事が楽しくない」への対策となる考え方

これはイェール大学のエイミー・レゼスニエウスキー教授、ペンシルベニア大学のアダム・グラント教授らによる研究。
Googleの数百名の従業員を対象にしました。その職種は営業部門と管理職。
彼らはエンジニアと比べて、業務に対する自由が少なかったそう。
「お客さんへの対応は、彫刻のように、やり方を変えられないものだ」という意識を持っていたそうです。
そんな意識を変えるため、研究者たちは従業員向けにワークショップを開きました。
その内容は
「仕事は不動のものではなく、興味や価値観、スキルに応じて自分でつくりあげていくもの」
そして、その6週間後従業員の幸福度と仕事の成果に変化があったのか、調査を行いました。
その結果、
- 幸福度と成果は大きく上昇
- 昇進や希望の異動ができる確率が70%高かった
- その効果はなんと6ヶ月も続いていた
ということが分かりました。
受講していない人たちには、そのような変化は見られませんでした。
ワークショップはたった90分、仕事への意識を変えるだけで、仕事に対する態度が大きく変わった例です。
なので、同じような内容の本を読んだり、セミナーを受けることで、仕事に対するモチベーションは大きく変わるでしょう。
その効果は6ヶ月続き、あなたの人生を変えてくれるはずです。
転職する前にすべきこと

とはいっても、「嫌すぎて転職したい」という方もいらっしゃるはず。
実際僕もやりがいを感じられず、転職を決意したので、とてもわかります。
ですが、ネガティブな感情による転職は危険。
今の職場を離れることだけを目的に、安易に転職先を選んでしまうからです。
なので最後に、職場を変える前にすべきことを3つ紹介します。
その①:目標を立てて努力
人間は、達成感を感じることでモチベーションが上がります。
ダラダラと仕事を続けていても、楽しくなることはありません。
なので、まずは仕事に関する目標を立ててみましょう。
どんなに小さな目標でもいいので、達成感を味わってみる。
それで、仕事への向き合い方が変わるか観察してみましょう。
目標の立て方については、「小さな習慣」という本が役立ちます。
その②:上司や人事に交渉
自分だけでためこまず、前向きに相談することもおすすめ。
自分の現状をはっきりと伝え、
- 配置転換
- 仕事内容の変更
など、希望をしっかりと伝えてみましょう。
もし仕事内容が変われば、転職というリスクを取らずに仕事が楽しくなるかもしれませんよね。
相談しても、まったく話を聞いてくれないような職場であれば、早く離れたほうが良いかもしれません。
その③:ジョブ・クラフティング
ジョブ・クラフティングも効果的です。
ジョブ・クラフティングとは、「自分の価値観に基づいて、仕事を解釈し直す」というもの。
たとえば、イェール大学の別の研究では、従業員のモチベーションを高める効果があると分かっています。
具体的には、
- 書類作成業務→パソコンスキルを磨く
- 来客対応→コミュニケーションスキルを高める、人の悩みを解決する
- データ入力業務→集中力を高める
というように、自分の価値観や関心、興味につながるよう、仕事を言い換えてみるんです。
それをメモに書き出し、いつでも目に入るところに貼っておくと、より効果的です。
自分のペースで前に進もう
もし、仕事がたのしくないのであれば、なにかしら行動を起こすべきです。
だらだらと仕事を続けても、状況は変わらないからです。
行動した結果、今の会社にいるべきだな、と感じるかもしれません。
職場を変えずに仕事が楽しくなるのが一番楽ですよね。
ただし、仕事があまりにも辛くて、健康に支障をきたしているのであれば、しっかり休む、転職するなど、はやめに環境を変えたほうが良いでしょう。
健康第一。無理をせずに、自分のペースで進んでいきましょう。
転職をしたい方は下記の記事を参考に、内定を勝ち取ってください。応援しています。
コメント