こんにちは、ばちといいます。
総務として働いているけど、自分には合っていない気がする…
向いてないから辞めたいんだけど、どうしたらいいんだろう?
今回はこういったお悩みを解決すべく、総務ご経験者にお話を伺ってきました!
結論、内向型は総務のお仕事に向いていないかもしれません。
なぜなら内向型が避けるべき仕事の特徴が多いお仕事だから。
この記事ではご経験者のお話をまじえつつ、総務が向いてない理由を深堀りしていきます。
「辞めたいときにはどうすればいいの?」というところまで解説していますので、3分ほどお付き合いください!
- 約4年間、小売業と人材業の2社で総務を経験
- 電子書籍「社会不適応からの脱出」を出版
- お悩みサポート「明日も味方」運営中
総務の仕事は、内向型に向いてない?総務経験者に聞いてみた
まず、枝町さんがこれまで経験されてきたお仕事についてお聞かせください。
私は総務以外にも、販売員や営業事務、営業などいろいろな仕事を経験しました。
総務の仕事は2社で担当しており、わりと経験はある方かなと。
いろいろなお仕事を経験されたからこそ、総務のお話にも説得力が乗りますね。
結論、総務は内向的な人に向いているでしょうか?
個人的には向いてないと感じました。
社内外の人とのやり取りが多く、イレギュラー対応ばかりなので…。
なるほど…。
自分のペースで仕事をするのが難しそうですね…。
そうですね…。
業務の幅がとても広いんです。会社によって仕事内容もバラバラなので、いわゆるスペシャリストよりもゼネラリストになれるようなイメージですね。
内向型はスペシャリストが向いていると言われているので、そういった点からも、向いていないと言えそうですね…。
はい、総務の仕事はまさに「会社のスキマを埋めるなんでも屋」といえますね!
当「内向型マガジン」では、内向型が仕事に活かせる強みを4つほどあげているのですが、それぞれ5点満点中何点くらいになりますか?
ざっくりしたイメージで構わないので、お聞かせください!
枝町さんに伺った点数は、下記のとおり。
- 集中力:3点
- 分析力:4点
- 創造力:3点
- 共感力:4点
もちろん個人差はありますが、一つの意見として参考になりますよね。
お話を伺ったかぎり、内向型のもつ強みはそこそこ活かせるものの、それ以上に避けるべき特徴が多い、という印象でした。
ここからは総務の業務内容をまじえながら、向いてない理由について伺っていきます。
常に相手がいるため、自分のペースで仕事ができない
さきほど「自分のペースで仕事ができない」とおっしゃっていましたね。
この点についてくわしくお聞かせください!
総務のお仕事では、常に相手がいます。
内部からの問い合わせ対応はもちろん、取引先との調整やトラブル対応など、基本的に相手発進のお仕事がメインですね。
常に相手がいるのは、内向型にとって辛いですね…。
僕も前職の医療事務では、相手を待たせている感覚に追われてすごく焦ってました。
はい。
社内に情報共有する際には、ある種リーダーシップを発揮する必要があるので、苦手な方も多い気がします。
電話対応もあり、人との関わりはそこそこ多い
何度か「人との関わりが多い」というお話が出てきていますね…。やはり沢山の人と接する機会が多いのでしょうか?
先ほどもお伝えしたように自分発信の仕事というよりも、常に相手がいる仕事です。
頻度は日によってさまざまなものの、人との関わりは多いと思います。
たしかに前の職場の総務も、郵便の管理とか、問い合わせの対応とか、すごく大変そうでした…。
電話対応については、1日で何件くらい対応していますか?
こちらも日によってバラバラですが、平均すると10件以上は対応しますね。
トラブルが発生した日は、業者さんとのやり取りも担当するので、当然電話が増えます…。
なるほど…。
たとえばどんな人と関わるのでしょうか?
本当にいろいろな人と関わりますね。
社内からもいろいろな問い合わせが入りますし、その対応には取引先が絡むことも多いので…。
本当に社内外問わず、ですね。
でもその分、内向型のもつ「共感力」を活かせそうです!
イレギュラー対応が多く、臨機応変な対応が求められる
イレギュラー対応に関連して、臨機応変な対応も求められそうですね…。
そうですね…。
私が経験したほかの仕事よりも、臨機応変さは求められるかと。
具体的に、どんなイレギュラー対応をされてきたのか、お聞かせください。
小売業界で総務をやっていたときに、店舗でトイレが詰まった、とか台風で窓が割れた、など、施設管理みたいなお仕事があったり…。
施設系の部署がないと、そういったことまで総務の方がやることになるんですね。
そうなんです。
人材派遣会社に努めていたときは、派遣された方が派遣先のモノを壊した、などの対応に追われることもありましたね。
イレギュラー対応が多いと仕事が中断されてしまうので、内向型がもつ集中力を活かしにくいと言えますね。
専門スキルより総合スキルが身につく
先ほど「スペシャリストよりもゼネラリスト」というお話でした。
この点はいかがでしょうか?
本当に業務の幅が広く、小さい会社ですと部門以外の仕事はすべて総務の担当…みたいなイメージです。
いろいろな仕事に取り組む分、専門スキルよりも総合力が身につきますね。
たしかに前職でも、どこの仕事か判断できないものは一旦総務に…みたいな風潮はありましたね。
とはいえデメリットだけではなくて、プラスに捉えれば「いろいろな経験ができる」と言い換えられます。
人と関わるうちにコミュニケーション能力も鍛えられていきますし、それはプライベートでもプラスに働きますね。
話題のソフトスキルを鍛える場としては、ぴったりかもしれませんね!
「総務に向いてないから辞めたい…」と思ったときにできる5つのこと
ここまで総務ご経験者にお話を伺い、総務は内向型に向いてない理由を解説してきました。
共感できる内容も多かったのではないかと思います。
では最後に、向いてなさすぎて総務辞めたい…と思ったときにできることを5つ紹介します。
- 総務を辞めたい理由を明確にする
- 異動願いなど、上司に相談する
- 副業を始める
- 転職活動を始める
- あまりに辞めたければ、退職する
順に解説していきます!
総務を辞めたい理由を明確にする
まず行動に移す前に、総務のなにが嫌なのか、なぜ辞めたいと思っているのかを考えましょう。
理由がわからないまま行動を起こしても、結局同じ悩みを抱えることにもなりかねません。
- 上司や同僚との人間関係が嫌なのか
- 総務の仕事内容が嫌なのか
- 会社の環境や評価制度が嫌なのか
人間関係が辞めたい理由の場合、部署異動や転職することで解決できますが、同じ環境で過ごしていても、解決するのはなかなか難しいはず。
あるいは総務の仕事自体が苦手なら、転職して別会社で総務として働いても、同じように悩まされるでしょう。
あなたに合ったアプローチをとるためにも、まずはしっかりと辞めたい理由を考えてみましょう!
異動願いなど、上司に相談する
辞めたい理由がわかったらまずは、上司や人事に相談してみるのがおすすめです。
総務の仕事が合っていないようなので、異動させてもらえませんか?
経理の仕事をやってみたいのですが…
私総務の仕事向いてないみたいなんです…
とくに、社内イベントの幹事はすごく負担なんです…
上記のように、現状とあなたの適正にギャップがあることを上司に伝えてみる。
従業員を大切にする会社であれば、何かしらの検討はしてくれるはず。
相談したにもかかわらず、何の対応もしてもらえないのであれば、あなたの貴重な時間を注ぐべき会社ではないのかもしれません。
ただし、上司との人間関係が辞めたい理由なら、この方法は難しいはず。
そういった方は、以下の方法を試してみましょう!
副業を始める
続いては、副業を始めてみることです。
なぜ副業?と感じたかもしれませんが、大丈夫です、きちんと理由はあります。
それは会社への依存度を下げられること。
たとえばライティングのスキルを持っていれば、最悪その会社をクビになったとしてもフリーランスとして働くことも、別の会社に転職することもできますよね。
現状、会社を辞めたら生きていけなくなる、という気持ちが心のどこかにあるはず。
そんなマインドブロックを外すためにも、副業にチャレンジするのはおすすめです。
まずはクラウドワークスやココナラどで、どんな仕事があるのか眺めてみることから始めてみてください!
総務の経験が活かせる副業だとよりいいですね。
転職活動を始める
思い切って、転職活動を始めてしまうのもいいでしょう。
総務を辞めたいあなたが転職活動を始めるメリットは、会社以外にも居場所があるとわかること。
とくに一つの会社しか経験していない方であれば、自分の居場所は会社にしかないと感じ、今の会社にしがみつく以外の選択肢に気づけません。
僕も新卒採用された会社で働いていた時はとてもつらかっものの、どこか「自分はここで頑張るしかないんだ」という気持ちになっていました。
リクルートエージェントに登録して転職活動を始めてみると、世の中には沢山の会社があって、選択肢は他にもあることに気付かされました。
結局転職しないにしても、その事実に気付けることには価値があります。
あまりに辞めたければ、退職する
こちらは最後の手段です。
限界を迎えてしまい、なにもする気力が起きない場合、会社を辞めることも一つの選択肢です。
実家に帰ったっていいですし、シェアハウスしてもいい。
田舎で暮らしてみても、国の制度に頼ったっていい。
つらいなら逃げたっていいんです。
できた時間で自分の人生についてもう一度考えれば、人生の再スタートだってできます。
僕も休職していたときに、自分の人生について考え直しました。
おかげで現在はWebライター兼編集者として、そこそこ幸せに生きています。
「そうはいっても退職がどうしても言い出せない」とか「明日から行くのもきつい…」という場合は、退職代行の利用も検討してみてください。
総務の仕事以外にもたくさんの選択肢がある
今回は総務をご経験された枝町さんにお話を伺い、総務のお仕事は内向型に向いているのか?という点を見てきました。
結論、内向型が避けるべき仕事の特徴が多いため、向いてない仕事だとわかりました。
とはいえ個人差があるので、すべての内向型が今すぐ職を変えるべきだと言うつもりはまったくありません。
会社によっても業務範囲に幅があるため、一概に「総務」の仕事が合っていないと断言するのも難しいと言えます。
しかし当ブログでも自分を知り、強みが活かせる環境で働くことを推奨しているように、内向的なあなたには、あなたに適した環境があるんですね。
それが総務では叶わない、というだけのこと。
わざわざ向いていない仕事を選んでも、疲れるだけです。
もちろん総務の仕事が充実しているなら、否定するつもりはありません。
辛くても、きっと充実した毎日を送れるはずです。
しかし「転職するのが怖いから…」という理由で働き続けている場合は、要注意です。
当ブログでは「自分に合った仕事を見つける」をコンセプトに発信しているので、ぜひ参考にしていただき、ぴったりの仕事を探していきましょう!
あなたの体験談もコメントしていただき、一緒にお仕事図鑑を作っていきましょう!