こんにちは、ばちといいます。
プログラマーって楽しいの?
プログラマーのどんなところが辛いの?
自分はプログラマーに向いているかなぁ…
当ブログでは、内向的な人に向いている仕事としてプログラマーをあげています。
一人で黙々と作業できたり専門性が身についたり、内向型の強みを活かせる仕事だからです。
しかし実際のところはどうなんだ?と気になっているあなたに向けて、プログラマー経験のある内向型HSPさんにお話を伺いました!
結論、プログラマーは内向型に向いている面はあるものの、実は向いていない面もあると。
良い面悪い面を比較し、プログラマーとして働いていけそうか考えるのが大切、とのことでした。
この記事ではプログラマーの楽しい瞬間や辛い瞬間を確認したうえで、経験者の考えるプログラマーに向いている人向いていない人の特徴についても解説します。
未経験の方がプログラマーとして第一歩を踏み出す方法も紹介していますので、ぜひ5分ほどお付き合いください!
- アドラー心理学振興会認定カウンセラーの資格を持つ内向型HSPさん
- 約5年間、ソフトウェア開発会社でプログラマーを経験
- 「生きづらい人を減らしたい」という想いでTwitterにて発信中
プログラマーの楽しい瞬間は?内向型HSPさんに聞いてみた
ではまず、たかさんのご経歴について教えてください!
はい。
僕はソフトウェア開発会社で5年間、プログラマーとして働きました。
他にも営業や事務職を経験しています!
色々な職種を経験されているからこそ、他職種と比較したプログラマーの特徴が分かりますね!
そんなたかさんに伺います。ズバリプログラマーは、内向的な人に向いているお仕事でしょうか?
向いている面はあるものの、向いていないと感じた面もありました。
今回はそこをお話できればと思います!
経験者にお話を聞いてみると、やはり向いている面ばかりではなく辛い瞬間もあるとのことでした。
まずは内向型HSPであるたかさんに伺った、プログラマーの楽しい瞬間について見ていきましょう。
新しい技術を扱っている時
ではまず、プログラマーのお仕事で楽しいと感じる瞬間についてお聞かせください!
新しい技術を使っているときは、楽しいと感じますね。
IT業界は変化が激しく、日々新しい技術が開発されていきます。
新しいもの好きの僕としては、新たなプログラミング言語やツール、技術を使って働くことは楽しかったですね。
分かります…。
僕もライターとして働いていますが、新しい技術について学ぶ瞬間は充実感を覚えます!
ですよね!
あとこれは個人的なあるあるなのですが、人に教えるのが好きなんです。
新人研修や後輩から質問された時に、自分の持つ技術を教えてあげるのはとても楽しかったです。
新しい技術を一つひとつ学んでいくことで、専門性が身につきます。
一つのことを深く掘り下げられる内向型にとって、向いている仕事と言えるでしょう。
苦労して作ったものを誰かに使ってもらえる瞬間
これはものづくりの醍醐味かもしれませんね。
自分が苦労して作った機能やサービスを、世の中の誰かが使ってくれていると考えると、なんとも言えない達成感を覚えます。
なるほど…。
確かにそれは凄く感動しますよね。
想像しただけでエモーショナルな気持ちになってきました…。笑
基本的にはシステムエンジニアが作った設計図をもとに、ひたすらコードを書いていくのですがこれがまぁ大変で…。
でも取引先の方から「ありがとうございました」と感謝されると、頑張って良かったなと思えます。
人の役に立てていると感じられるのはすごく良いですね!
心理学の研究でも、他人に影響を与える仕事は満足度が高い傾向にあると分かっています。
自力で問題解決した瞬間
あとは、自分の力で問題解決できた時もすごく楽しい瞬間ですね!
問題というと、プログラムのバグのようなものでしょうか?
バグはもちろんですが、他にも「この機能はどんなコードを書いて実装しよう?」とか、他の人の書いたコードを解読できない場面があります。
そんな時に自力で調べ上げて解決した時には、成長を感じられますし、爽快感も覚えますね!
おぉ、成長を感じられるのはすごく良いですね!
僕も何かにつけて「自分も成長したなぁ」と悦に入るのが好きなので、充実感を感じられそうです。笑
一人で黙々と作業できる時間
先ほどお伝えしたように、基本的にプログラマーのお仕事はコードを書くことです。
そのため一人で黙々とコードを書いていられる時間は、最高でしたね!
それは最高ですね!
特に内向型にとっては、最大の強みである「集中力」を活かせるのは大きなメリットです。
たかさんの場合、1日にどれくらい作業できていたんですか?
もちろん別部署の方とやり取りすることもありますが、僕の場合1日の9割ぐらいはデスクで作業していました。
電話対応やお客様対応とは無縁の職種だったので、作業に集中できる環境はありがたかったです。
僕も医療事務からWebライターへ転職しましたが、何が一番いいかと聞かれると一人の作業時間が段違いに増えたことかもしれません!
以上、たかさんにプログラマーの楽しい瞬間を伺いました。
一度まとめます。
- 新しい技術を扱っている時
- 苦労して作ったものを誰かに使ってもらえる瞬間
- 自力で問題解決した時
- 一人で黙々と作業できる時間
いかがでしょうか?
僕はここまでお話を聞いて「やっぱりプログラマーは内向型やHSPに向いている仕事だ!」と再確認しました。
しかし良いところばかり見ていては、判断を誤ってしまいます。
次は、プログラマーの辛いところについて見ていきましょう。
逆にプログラマーの辛いところは?
結論、たかさんが感じるプログラマーの辛いところは、下記の4点です。
- 他の人の書いたコードが何を書いてあるか分からない
- 先輩に質問するタイミングが難しい
- IT知識のない同僚とやり取りすることもある
- 納期に追われてしんどい
上記について、それぞれどんなところが辛いと感じるのか、くわしく見ていきましょう。
他の人の書いたコードが何を書いてあるか分からない
では次に、プログラマーの仕事でたかさんが辛いと感じた点を教えてください!
僕がいた会社では、外注さんもプロジェクトに参加していたので、他の人の書いたコードをいじることもありました。
ただ、入れ替わりが激しくて、聞きたいことがあってもプログラムを書いた人に質問ができないのが辛かったですね。
人によってコードの書き方って違うんですね!
プログラミング素人の僕からすれば、ある程度型が決まっているものだと思っていました。
そうなんです!
せめて「このコードはこんな意図で書きましたよ」といったコメントを残してくれればいいのにと思いながら、必死にコードを解読していましたね…。
コードの解読って、どれくらいかかるものなんですか…?
もちろんその時によって変わりますが、1週間くらい仕事が進まない、なんてこともありましたね。
1週間も!?
それはぜひともコメントを残すべきですね…。
コメントを残すかどうかは会社の文化によりますが、僕はこういった経験をしているので、コメントを残すべきだと思っています。
先輩に質問するタイミングが難しい
調べてみると「先輩が集中していて質問するタイミングが難しい」みたいな意見が多かったのですが、その点いかがでしたか?
まさに僕も同じことで悩んでいました。
分からないことを質問しに行くと「忙しいから後にして。」と言われてしまい…。
結局質問できずじまい、なんてこともありました。
やっぱりそうなんですね…。
分からないことを悩んでいる時間って、すごく不安になりますよね。
分かります…。
ただ、Google検索でなんとかしていたので、検索能力は身についたかもしれないですね。
今の時代ググる技術は大切なので、その点は良かったかもしれませんね。
ちなみにプログラマーは、基本的にチャットで同僚とやり取りをするそうです。
隣にいる同僚にもチャットを送るほど、チャット文化が染み付いているんだとか。
直接話すよりも楽ではあるものの「何が分からないのか分からない」状態の時は、直接コミュニケーションを取りたかったとおっしゃっていました。
「〇〇は△△ですか?」「違います。□□です。」というような一問一答形式であればチャットで十分ですが、疑問が複雑になればなるほど直接話したい、というのはとても納得でした。
IT知識のない同僚とやり取りすることもある
あとはコミュニケーションという観点で一番大変だったのは、IT知識のない他部署の担当者とのやり取りでした。
ソフトウェア開発会社でも、IT知識のない方もいらっしゃるんですね…!
そうなんです。
企業によってはプログラミングの知識を持っている場合もあるらしいのですが、僕がいた会社のテスト検証やコールセンターの部署の方は、プログラミングに関して全くの無知でした。笑
テスト検証の方もですか!?
プログラミングの知識がなくても、設計通りにシステムが動くかどうか確認できるんですね。
ただ、やはりエラーが出た時は「なぜその不具合が出ているのか?」と質問されます。
専門用語を噛み砕いて説明をするのですが、IT知識のない方に説明するのがとても難しいんです。
最終的にイライラされるのが、個人的には辛かったですね。
納期に追われてしんどい
最後にお聞きしますが、やっぱりあるんですか…納期…。
これはもうプログラマーあるあるかもしれませんね。笑
僕がいた会社は自社開発だったので、納期の融通がある程度利くほうでした。
でも1度だけ、別会社から開発を請け負ったことがあるのですが、これが全く間に合う気配がなくて…。
終電を過ぎても帰れない日が続き、体力的に辛かったですね。
それはキツいですね…。
ちなみにたかさんは、月の残業時間ってどれくらいだったんでしょう?
通常時は大体10〜20時間、繁忙期は50時間くらい残業していましたね。
やっぱり繁忙期はかなり残業が続いてしまうんですね…。
とはいえ、納期に追われないか心配な方は、自社で商品やサービスの開発を行っている会社を選ぶと良いかもしれませんね!
内向型は下記のように、仕事に活かせるいくつかの強みを持っています。
- 集中力
- 専門性
- 創造力
- 共感力
- 分析力
- 慎重さ
プログラマーのお仕事は、これらの強みを活かせるシーンが多いお仕事。
特に「集中力・専門性・創造力」の3つはふんだんに活かせる強みです。
仕事なのでどうしても辛い面はあるものの、内向型やHSPに向いている仕事と言えるでしょう。
プログラマーに向いている人向いていない人の特徴
最後に、たかさんにプログラマーが向いている人、向いていない人の特徴をお聞きしました。
結論、学ぶ意欲のある方はプログラマーとして、楽しく働くことができるでしょう。
一方で、ルーティンワークをこなしたいという方には向いていない仕事。
それぞれ、くわしく見ていきましょう!
プログラマーに向いている人の特徴
- プログラミングが好き
- 一人で作業するのが苦じゃない
- 疑問点は自分で調べられる
- 新しいものが好き
全体的に自分で興味を持って、分からないことを徹底的に調べられる姿勢が大切だと分かります。
前述のとおり、たかさんも先輩に質問できない状態で疑問点を一つひとつ調べたり他の人が書いたコードを必死に解読したり、ある種の根気強さが必要。
プログラミングやものづくりに興味があり、一つひとつ学んでいこうという前向きな姿勢で取り組める方には、プログラマーが向いていると言えますね。
IT技術はまさに日進月歩です。
どんどん新しい技術が出てくるので、変化を楽しめる人はプログラマーに向いていると思います。
プログラマーに向いていない人の特徴
- IT分野に興味がない
- 長時間机に向かっていられない
- 探究心がない
- 成長意欲がない
逆に、IT分野に興味を持てなかったり変化に対して前向きに対処するのが苦手だったりする方には、向いていない仕事です。
- どんなコードを書けばこの機能を実装できるか考えられるか
- プログラムのバグに対処できるか
- 新しい技術を日々学んでいけるか
プログラマーになりたい方は、一度こんな視点で考えてみると良いでしょう。
内向型やHSPがプログラマーになるメリット
最後に、内向型やHSPの方がプログラマーになるメリットを伺いました。
下記のとおりです。
- 電話を取らなくていい
- お客様対応がない
- 1人で黙々と作業できる
- 堅苦しいスーツを着る必要がない
- やりとりはチャットが多い
要するに人とのやり取りが最小限で済んで、一人で黙々と作業できる時間が確保できるということ。
僕もWebライターに転職してから、ほとんどの時間を一人でパソコンと向き合っているのですが、これがすごく働きやすいんです。
電話が鳴らない、同僚から急に声をかけられない、作業中にイヤホンをしてもOK。こんな環境で、ゆるく働けています。
これらに魅力を感じるのなら、プログラマーはとてもおすすめできるお仕事ですよ!
今回お話を伺ったたかさんについて
「アドラー心理学振興会認定カウンセラー」の資格を持つ、アドラー心理学マニア。
Twitterでは「生きづらさを感じる人を減らしたい」という想いで発信されています。
アドラー心理学のカウンセリング手法をもとにした考え方を分かりやすく発信されていますので、人間関係にお悩みを抱えている方はぜひ遊びに行ってみてくださいね。
「たかと話そう企画」も行っていますので、辛い方はぜひ一度お話しましょう!
プログラマーは楽しい!学ぶのが苦じゃないなら挑戦しよう
この記事ではプログラマー経験者にお話を伺い、プログラマーの楽しいところや辛いところを解説してきました。
プログラマーは内向型やHSPさんに向いている仕事でもあるので、この記事を読んで「楽しそうかも」と感じたのなら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
当ブログでは「自分に合った仕事を見つける」をコンセプトに転職ノウハウを発信しているので、ぜひ参考にしていただき、ぴったりの仕事を探していきましょう!
あなたの体験談もコメントしていただき、一緒にお仕事図鑑を作っていきましょう!