こんにちは、ばちといいます。
老人ホームの看護師の仕事、大変すぎるから辞めたい…
私は転職するべきなのかな?
他の人はどんな風に働いているんだろう?
今回はこういった、有料老人ホームの看護師を辞めようか迷っている方のために、HSPさんにお話を伺いました。
病院での勤務と違い、数名の看護師しか所属していないことが多いのが有料老人ホーム。
その分個人の責任も、負担も大きくなります。
もしかしたらあなたも、そんな小さなコミュニティでの仕事に疲れてしまったのかもしれません。
そこでこの記事では、HSP看護師さんが感じた「有料老人ホームで働いて大変だと感じたこと」を紹介したうえで「転職したい人が確認するべきチェックポイント」について解説します。
あなたは職場を変えるべきか、それとも職場に残って環境を変えていくべきか、そんなことがわかる記事ですので、ぜひご覧くださいね。
有料老人ホームの看護師は大変?HSPさんに体験談を聞いた
まずなこさんの看護師経験について伺います。
どんな施設で、それぞれどれくらいの期間勤務されていたのかをお聞かせください!
これまで6年と少し、4つの施設で看護師として勤務してきました。
その内訳は、このような感じです。
- 急性期病棟で10か月
- 老人保健施設で2年半(部署移動)
- 有料老人ホームで2年(派遣看護師)
- デイサービスで1年
複数の施設を経験されているからこそ、有料老人ホームは他の施設と比べてどうなのか?といった話にも説得力が増しますね!
ではさっそくですが、有料老人ホームでの仕事で大変と感じたことを教えてください!
なこさんが教えてくれた、有料老人ホームの仕事で大変だったことは下記のとおり。
- 勤務している看護師が少ない
- 多職種に気を使いすぎてしまう
- 人と人との距離が近く、人間関係がつらい
一つずつ、くわしく見ていきましょう!
勤務している看護師が少ない
まずはやはり、勤務している看護師が少ない点が大変でしたね。
有料老人ホームによっては、在籍している看護師が一人だけ、といった施設もあるのです…。
看護師さんが一人だけ…。
その分一人ひとりの責任が重くなってしまいそうですね。
おっしゃるとおりです。
そのため利用者さんが多ければ多いほど仕事の負担は増えていきますし、利用者さんが急変した場合に対応するスキルなども必要になってきます。
責任感の強いHSPさんは、その責任にプレッシャーを感じてしまいそうですね…。
僕も医療事務として働いていた時に、いろんな仕事を任されるようになればなるほど、プレッシャーを感じてしまいました。
他職種に気を使いすぎてしまう
有料老人ホームで働いているのは、もちろん看護師だけではありません。
介護士さんや栄養士さん、ケアマネジャーさん、理学療法士さんなど、いろいろな職種の人が働いています。
皆さん忙しく働いていると…。
そうなんです…。
とくに介護士さんたちが忙しそうにしていると、気を遣うあまり率先して介護業務もしてました。
そうして手伝うと、介護士さんにも利用者さんにもめちゃめちゃ喜んでもらえるので…。笑
感謝されたり喜んでもらえたりすると、手伝ってよかったなと思えますよね!
とはいえ、そこに甘えてくるスタッフも必ずいます。
忙しいわけではないのに「なこさんにやってもらおっか」みたいな…。
それは腹立ちますね!
でもそんなワガママに対しても強く言えないのがHSPさんなんですよね…。
人と人との距離が近く、人間関係がつらい
人間関係に関連して、他に苦労されたことってありますか?
もちろん施設の規模にもよりますが、一人ひとりとの距離の近さは辛かったですね。
こじんまりとした有料老人ホームでは、基本的に全員がホールで働いているので、苦手な人とも常に一緒の空間にいることになります。
苦手な人とも常に一緒…。
離れたくても逃げ込む場所がないというのは、なかなか辛いものがありますね。
そうなんです…。
とはいえ有料老人ホームではチームワークが求められます。
なのでその職場に苦手な人がいると、もしかしたらしんどいかもしれませんね…。
看護師や介護士、栄養士など、それぞれ在籍している人数が少なければ少ない分だけ、一人ひとりに乗る責任が増え、同僚との距離感が縮まる有料老人ホーム。
なこさんは、そういったところに苦労されたとのことでした。
ではあなたも同じように悩んでいる場合、果たして転職するべきなのでしょうか?
それとも苦労に耐えながら働いていくべきなのでしょうか?
次の章では転職したい方が考えるべきポイントを、4つの職場を経験したなこさんに伺いました。
有料老人ホームの看護師をやめたいあなたへ。転職前のチェックポイント
それでは最後に、有料老人ホームで働くのがツラく、転職を検討している人が考えるべきポイントについて解説していきます。
結論、あなたが辞めたい理由をきちんと明確にしたうえで、その原因に応じて適切に対処するのが大切です。
一人ひとり状況は異なりますので、必ずチェックしておきたい3点を下記にまとめました。
- 環境を変えられないか
- 働き方を変えられないか
- やめたい原因が人間関係ではないか
実際に有料老人ホームで働かれたなこさんのお話もまじえながら、一つひとつ解説していきますね。
環境を変えられないか
労働時間が長い、休憩時間が少ない、一人の仕事量が多いなど、職場環境が原因となっているのであれば、まずは環境を変えられるかどうか確認してみましょう。
先輩や管理者に相談してみたり、異動願いを出してみたり、休憩時間の過ごし方を変えてみたり、小さなことから行動に移していきましょう。
とはいえ根本的に劣悪な環境で働いている場合や、環境を変えるのが難しい場合は、転職してしまったほうが早いかもしれませんね。
大きな病院や老人施設の場合、部署異動で解決できることもあります。
特に新人看護師さんは、病院から奨学金を借りて看護学校に通っている人も多く、奨学金がネックで辞められないことも…。私も120万の奨学金を返せなかったので、部署異動することにしました。
たしかに奨学金の問題も絡みますね…。
HSPさんは両親への罪悪感も抱えてしまうので、奨学金がある場合は部署異動を検討するのがいいかもしれませんね!
働き方を変えられないか
続いて確認すべきポイントは、働き方を変えられないかどうか。
たとえば夜勤のない施設で働いてみるとか、派遣看護師として働いてみるとか。
あなたがやめたい原因がシフト制の働き方や長時間労働なのであれば、転職しても働き方が同じでは解決しない場合もあるでしょう。
まずは今の施設にいながら、働き方を変えられないか確認してみましょう!
辞めたい原因が人間関係ではないか
体育会系の同僚や高圧的な先輩、ネチネチいちゃもんをつけてくるお局さんなど、多くの繊細さんを悩ませるのが人間関係ですよね。
そんな職場で働いているうちに、看護師自体が嫌になってしまうかもしれません。
とはいえ人間関係が原因で今の施設を辞めたいのであれば、違う施設に転職することで解決する場合もあります。
なにも看護師の仕事自体を変える必要はないかもしれませんよね。
私もそう思います。
辞めたい原因が人間関係の悩みだけであれば、他の病院で経験を積んでおくのがおすすめです。
実際に私は、病院の経験が10か月しかないので、転職の幅が狭くなってしまいましたし、ブランクが空いてからの病院への再転職は勇気のいる選択なのかなぁと。
中には環境、働き方、人間関係など、複数の原因が絡んでいる場合もあると思いますので、一つひとつ対処していきましょう!
今回お話を伺ったなこさんについて
「うちのママは繊細さん」というブログやTwitterで発信中。
【体験談】看護師を辞めてよかったこと、後悔してること。失敗しないための準備を解説という記事では、看護師の退職ついて、体験談をもとに解説されています。
看護師をやめて後悔している理由も紹介されており、看護師を辞めたい方は必見の内容です。
あなたが有料老人ホームの看護師を辞めたい理由は何ですか?
今回はHSPであるなこさんにお話を伺い、有料老人ホームの看護師の大変なところや、転職する前に考えるべきポイントについて解説しました。
所属している看護師の人数が少なく、一人ひとりの責任が重くなる有料老人ホーム。
他職種とも積極的に交流しながら働く必要があるため、HSPさんにとっては大変な仕事と言えるかもしれません。
とはいえ仕事を辞めたいと感じる原因は人それぞれ。
環境や働き方、人間関係など、 あなたが辞めたいと思う原因を確認し、適切に対応していきましょう。
分析していくうちに「看護師の仕事自体が嫌なのではなく、働いている職場に不満があるのかも」など、新たな発見があるかもしれません。
当ブログでは「自分に合った仕事を見つける」をコンセプトに発信しているので、ぜひ参考にしていただき、ぴったりの仕事を探していきましょう!
あなたの体験談もコメントしていただき、一緒にお仕事図鑑を作っていきましょう!