- 面接が苦手だな。
- 人格が否定されるように感じて、面接に落ちるのが怖いんだよね。
- 面接の難易度を下げる方法ってないかな。
この記事は、こういった方へ向けて書いています。
✔︎本記事の内容
- 面接が苦手な人の特徴と原因
- なぜ面接で落ちたのか?とその対策
- 面接の難易度を下げる7つのコツ
面接が苦手な方も、多いと思います。僕も同じです。
僕は内向的な性格で、面接となるとガチガチに緊張し、うまく話せません。
しかし、転職したかったので、面接は避けて通れませんでした。
「正攻法で戦っても、コミュ強には勝てないな」と思い、面接の難易度を下げられないか考えました。
そして、1社より書類選考通過のお話をいただいたので、面接を受けることに。
そして上記のとおり、念願だったWebライター職への転職が決まりました。
面接で意識したのは、この記事で紹介する7つのポイント。
この記事では、面接が苦手な僕がどうやって転職したのか、そのすべてをまとめました。
心理学や脳科学などの科学的な根拠にくわえ、僕の経験をふまえた内容です。
面接が苦手な人の3つの特徴と原因
まず、なぜ面接が苦手なのか考えてみましょう。
その原因は、主に3つに分けられます。
- その①:緊張
- その②:失敗が怖い
- その③:うまく話せない
その①:緊張
まず、面接が苦手であれば、まちがいなく緊張しますよね。
- 面接官はどんな人だろうか?
- どんなことを聞かれるんだろうか?
- 台本がふっとんで、沈黙したらどうしよう…
など、考え出せばキリがありません。
こういった場合、準備不足によってさらに緊張するので、入念に準備しましょう。
その②:失敗が怖い
また、「面接で失敗したくない」という考えが、苦手意識につながります。
- まわりからの評価や期待に応えたい
- 面接官の印象を完璧にしたい
- うまく話せないことが怖い
というように、プレッシャーを感じる方も多いでしょう。
過去に面接で失敗した経験がある、という方であれば、なおさらです。
対策として、「面接は、面接官と会話をする場」ととらえなおすこと。
もちろん、面接を軽くとらえるなんてできない、という方もいらっしゃるでしょう。
しかし、そのせいでパフォーマンスを発揮できなければ、本末転倒。
リラックスして話すほうが、あなたの魅力は伝わりやすいと思います。
その③:うまく話せない
そして、そもそも話すのが得意ではない、という方も多いと思います。
僕も内向的なので、話すよりも聞くほうが好きです。
しかし、面接は、自分が質問に答える場。苦手意識が芽生えるはずです。
こういった方は、本番を想定した練習を積むことが、対策になるでしょう。
また、下記の記事では、内向的な方へ向けて、「内向型と面接」というテーマで解説しています。
あわせてご覧ください。
なぜ落ちてしまうのか?面接が苦手な人が知っておきたい基礎知識
前提として、面接に落ちる理由は、だめな人間だからではありません。
ただ、面接官の印象を勝ち取れていないだけなんです。
面接官があなたを評価する手順
面接官も人間なので、あなたのことを思い込みで評価します。
脳の認識についてかるく解説しますと、大きく2つのフェーズに分かれます。
フェーズ1:第一印象
フェーズ1では、第一印象を形成します。
その人の知識、経験、好みにもとづいて、なんとなくのイメージを作り上げるんです。
パッと見で「なんとなくいい人そうだな」「ちょっと苦手なタイプだ」って思うこともありますよね。
ちなみに、メラビアンの法則では、最初の3秒で第一印象が決まる、といわれてます。
フェーズ2:印象を修正
そして、フェーズ2では最初の印象を修正します。
- 「やっぱり思ったとおりの人だ」
- 「あ、意外とこんな一面もあるんだ」
というように、第一印象は合っていたのか、間違っていたのかを確認し、修正するんです。
【難しい理由】確証バイアス
しかし、やっかいなのが、確証バイアスという思考のクセ。
確証バイアスとは、自分の都合のいい情報だけ集めようとする心理のこと。
たとえば、あなたが「この時代転職すべきだ!」と考えているとしたら
- それに賛同する記事やYouTube動画ばかりを見て
- 反対意見を見ようとしない
という心理がはたらきます。
【ポイント】第一印象
面接官は確証バイアスにより、第一印象に合う事実を探します。
- 第一印象が良ければ、プラスの面ばかりに目が行く
- 第一印象が悪ければ、マイナスな面が目立つ
というように、第一印象が合否の結果を大きく左右します。
つまり、面接の難易度をガクッと落とす方法は、
良い第一印象を勝ち取る
ということです。
苦手な人必見!面接の難易度を下げる7つのコツ
面接の難易度が爆下がりする、第一印象を上げる7つのコツを紹介します。
まずは、こちらのツイートをご覧ください。
こちらをくわしく解説していきます。
印象を90%決める2つの要素
ハーバード大学の心理学者、エイミー・カディ氏の研究によると、人の印象の90%は
- 温かみ
- 能力
の2つの要素によって決まるそう。
つまり、面接では「感じのいい人だ」「仕事で活躍してくれそうだ」と感じさせることが重要になります。
温かみを伝える
さまざまな研究で、温かみを伝えるには、次の3つの要素が必要だとわかっています。
その①:目線
面接では、面接官の目を見て話しましょう。
面接官は、「自分と会話をしてくれているんだ」と感じ、好印象につながります。
目を見ることが苦手な方は、相手の眉間を見ると良いです。
その②:相槌をうつ
また、面接官の質問や発言をうなずいて聞きましょう。
「あなたのいうことをしっかり聞いていますよ」というアピールになります。
ハーバード大学によると、話を聞いてもらえると
- お金をもらったとき
- 美味しいものを食べたとき
と同じレベルで脳が興奮するそうです。
面接はこちらが話すのがメインですが、面接官の発言に気を遣うことも大切です。
その③:笑顔
面接では、にこやかな表情を作ることも大切です。
コミュニケーション講師であるデール・カーネギー氏は、ほほえみについて
微笑みはこう語る
「私はあなたが好きです。あなたのおかげで私はとても楽しい。あなたにお目にかかってうれしい」
「人を動かす」90ページより引用
と表現しています。
たしかに、話している相手が笑っていると、「楽しんでくれているんだな」と感じますよね。
これは面接官も同じです。
ニコニコして会話をすれば、好印象につながります。
活躍してくれそうだ!と思わせる
続いて、能力を示す方法は、以下の4点です。
その④:【入り方】ゆったりと開放的に
面接室や、会社に入る時、いい姿勢でゆったりと動くことを意識しましょう。
こうすると、相手の印象が高まるからです。
2012年のある研究によると、ゆっくりと開放的に歩いた人は、
- 外向的に見え
- 信頼感が上がり
- 優しそう
という印象を抱かれたそうです。
つまり、面接室への入り方ひとつで印象が決まります。
なかなかうまく動けない、という方は、背筋をのばし、胸を開くようなイメージでやってみてください。
その⑤:【身だしなみ】高そうなもの
清潔感を大切に、というのはよく言われていることですよね。
もちろん身だしなみも大切ですが、高級に見えるものだとより好印象です。
研究によると、高い服を身に着けた人は、有能だと判断される傾向があるそうです。
ハイブランドのカバンを見ると、「うわ、すげーな」って思うのと同じですね。
なので、スーツや時計、靴にカバンなど、実際に高くなくても、高級感のあるものを身に着けましょう。
もし、「そんな高いものを買う余裕がない」という方は、スーツのレンタルサービスもあるみたいなので、ぜひご検討ください。
その⑥:【内容】未来を語る
過去の実績ではなく、ポテンシャルについて話すようにしましょう。
これはさまざまな実験で確認されており、たとえば2012年のハーバード大学は、学生に面接官になったイメージをしてもらい、誰を採用したいか答えてもらう実験を行いました。
すると、実績を答えた就活生より、未来のポテンシャルを語った就活生をとりたいと思ったそうです。
また、投資家やNBA選手、レストランなど、対象を変えても同じ結果が確認されています。
「何社か受けているけど、なかなかうまく行かない」という方は、志望動機や転職理由、自己PRなどに、ポテンシャルエピソードを加えてみてください。
その⑦:話し方
最後は、話すスピードについてです。
これは、速く話すか、遅く話すか議論の余地があります。
というのも
- 速く話す
- 遅く話す
の両方に説得力が上がるとする研究があるからです。
なので、話しやすいほうでいいと思います。
僕は、速く話すと台本がふっとびそうな気がしたので、遅く話すという戦略を取りました。
ちなみに、返答速度は早いほうが印象が良い、とされています。
質問に対し、即答するのが苦手な方は、「えー」とか「そうですね」など、相槌をうまく使ってみてください。
とはいえ、苦手なら面接練習は必要です。
これらのテクニックを使えば、面接官の印象を高められますが、あくまでもしっかり事前準備した場合に限ります。
内容に中身がなければ意味がないからです。
そのため、本番を意識した面接練習も大切。
模擬面接を受け、本番のイメージを作ることは良い対策になるでしょう。
しかし、僕は模擬面接も苦手でした。
なので、僕は下記ツイートのように、擬似面接会場を作りました。
この環境で、録音、撮影をおこない、自分でガッツリ対策していました。
模擬面接も嫌だな、という方はぜひ参考にしてください。
意外と緊張するので、効果はあると思いますよ!