こんにちは、ばちといいます。
- コミュニケーションが苦手だ…
- 内向的な性格でとても生きづらい…
- 性格を変えるしかないのかな…
という方におすすめの1冊、スーザンケインさんの「内向型人間のすごい力静かな人が世界を変える」の紹介です。
✔︎本記事の内容
- 内向型人間が読んで感じた3つのポイント
- 「内向型人間のすごい力」感想・レビューまとめ
- 特におすすめの方
なにを隠そう僕自身、内向的な性格で、まわりとのちがいや生きづらさに悩んでいたんです。
「外向的な性格だったらよかったのに」とどうしても自分を好きになれずにいました。
そんな僕が本書を読み、考え方が大きく変わったんです。
読み終わったあとは、
- 外向型とのちがい
- 生きづらい理由
- 内向型の強み
なんかがわかり、心のモヤが晴れたことを覚えています。
現在の僕の仕事はWebライター。
合っていなかった仕事から転職し、自分らしく働いています。
今回はそんな僕が、内向型人間の希望となる1冊の紹介です。
内向型人間が読んで感じた3つのポイント
本書は、内向的な人が読めば人生を大きく変えてくれる1冊。
どこを読んでも心が楽になるのは、まちがいありません。
この記事では、特に重要だと思ったポイントを3つにしぼって紹介します。
「とりあえず要点が知りたい」という方は要チェックです。
外向型と内向型の違い
そもそも、外向型と内向型にはどのような違いがあるのでしょうか。
心理学者のカール・ユングは、1921年、著書の中で下記のちがいを主張しました。
内向型 | 外向型 |
自分の思考や感情に目を向ける | 自分以外の人やイベントに興味を示す |
起こる出来事の意味を考える | 考えるよりも動く |
一人になることでエネルギーを作る | 社会で活動することでエネルギーを作る |
「なるほど、納得」という感じですが、いまやこの説は賛否両論。
「正しい」という人もいれば、「時代遅れだ」と主張する研究者もいる。
今では議論が白熱し、実はそれぞれの明確な定義ができていない、というのが現状なんですね。
そんな中でも、いくつか一致しているところもあり、それが本書における定義。
それは下記のとおり。
心地いいと感じる刺激が異なる
内向的な人は弱い刺激を好みます。
読書や少人数の集まりを好むのはそのためです。
一方外向型は、刺激を求めます。それゆえ、パーティや飲み会で初対面の人に会うのに苦労はしません。
つまり、内向的か外向的であるかは、個性でしかないんです。
そこに優劣はありません。
外向型が重視される社会では、内向型は生きづらい
しかしたしかに、現代は内向型にとって生きづらい環境でしょう。
なぜなら、外向性を重視する価値観があるからです。
会社や人付き合い、親からの教育など、外向的にふるまうことを求められたこともあるはず。
「外向的な性格=徳」という価値観の中では、生きづらいのも当然です。
しかし、そんな中でも大きな成功をおさめた内向型はたくさんいるんです。
- ウォズアニック(Appleの共同創業者)
- ニュートンやアインシュタイン
- JK・ローリング(ハリーポッターシリーズの作者)
彼らは、内向型が持っている強みを活かして成功しました。
それができる環境で過ごせば、充実した毎日を送ることができるわけですよ。
つまり、生きやすさを感じるには、環境を整える必要があるんです。
外向性が評価される場は、いわばアウェー。
最初から不利な戦いなんですね。
ホームを探し、そこで活動する。
これが、僕たち内向型人間が幸せになるための方法です。
【内向型が活かすべき強み】集中的実践とは?
ここまで読んだあなたは「じゃあ内向型の強みってなんなのさ」と感じたはず。
それは「集中的実践」です。
集中的実践とは「高い集中力を発揮してなにかに取り組むこと」。
100%集中して取り組むことでより効率よく成長ができる、という考え方ですね。
内向型の強みは、この「集中的実践」。
なぜなら内向型は、ひとりの時間が好きだからです。
だれにも邪魔されない環境
高い集中力をキープするには、外からの刺激をカットする必要があります。
せっかく集中していたのに、同僚に話しかけられて集中力が途切れた、なんて経験もあるはず。
なので、オープンオフィスのような環境で集中するのは難しいんです。
一方、内向型は一人の環境を好みます。
そのぶん外部からの影響を受けづらく、高い集中力を保ったまま作業に取り組みやすいんですね。
それが集中的実践につながり、大きな成果に生み出すわけです。
やりがいを感じること
また「あなたが本当に好きなこと」に取り組むのも重要です。
物事を継続するには、モチベーションが不可欠ですよね。
高いモチベーションをキープするには
- 心から好きだと思えること
- やりがいを感じること
に取り組むことが大切。
これは「内発的動機づけ」と呼ばれるもの。
上司から命令されていやいややる仕事より、あなたが課題を見つけ、能動的に動くほうがやる気が高まりますよね。
なので、あなたの自発的なモチベーションに向き合うことが必要なんです。
あなたの心の声に耳をかたむけ、自分に正直になりましょう。
それが、あなたらしく生きるための第一歩です。
「内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える」感想・レビューまとめ
内向型にとってのバイブルとなる本書は、たくさんの方に絶賛されています。
Twitterによせられた感想を、いくつか紹介します。(すべて掲載許可済み)
このように、「克服する必要がないと気づいた」「勇気づけられる」など、ポジティブな感想が目立ちますね。
「内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える」がおすすめの方
- 内向的な性格で生きづらさを感じる方
- 内向型に合った生き方を知りたい方
- コミュニケーションに悩みを抱える方
科学的な根拠やさまざまなエピソードをもとに論じており、とても読みやすいのも魅力の一つ。
上記の悩みにアプローチするヒントが見つかるので、気になる方はぜひ一度読んでみてください。
内向型人間の希望となる1冊です。
【類書に注意】あなたに合ったものを選んでください
1点だけ注意です。
本書には類書がいくつかあり、内容がほぼ同じです。
僕も知らずに買ってしまい、失敗したので共有しておきます。
- 原書
- 文庫本
- 縮小版
3つのタイプに分かれているので、あなたの読書スタイルに合ったものを購入してください。
僕も本書を読み、人生が変わったうちの一人。初めて自分を受け入れてもらった感覚になり、自分らしく生きられるようになりました。
生きづらさを感じる方はぜひ手にとって、あなたの新しい未来を想像しするだけでも楽しいかもしれませんね。
それでは。
✔原書:内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力
✔文庫版:内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える
✔縮小版:内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法