こんにちは、ばちといいます。
内向的で、普通に暮らすだけでも疲れてしまう…
なんでこんなに消耗するんだろう?
でも、ツラいけどがんばらなくちゃ…
この記事は、こういった方へ向けて書いています。
- 内向型が消耗してしまう原因は、刺激への感受性
- 消耗する内向型がラクになる7つの方法
僕自身、内向型ですごく消耗する日々を送っていました。
医療事務の仕事で消耗、人間関係で消耗、自己嫌悪で消耗…
しかしこんな僕でも、転職して環境を変えるとすごくラクになったんですね。
というわけで今回は「疲れているなら逃げたっていい」というお話です。
経験談をふまえ、解説しますね!
内向型が消耗してしまう原因は、刺激への感受性
あなたも「なんでこんなに疲れやすいんだろう」と疑問に思うかもしれませんが、内向型は外向型よりも疲れやすいんです。
なぜなら、刺激に敏感だから。
外向的な人がちょうどいい刺激は、内向的な人にとって強すぎるんですね。
しかし、外向型向けに作られた社会には、いろんなところに刺激が潜んでいます。
- コミュニケーション能力が重視される
- 友達は多いほうがいいという教育
- 忙しい人がかっこいいという謎の価値観
つまり、社会との相性が悪いわけですね。
「じゃあもうどうしようもないの?」と思ったかもしれませんが、大丈夫です。
消耗しやすいシチュエーションを知り、対策を立てることで疲れを和らげればOK。
なのでまずは、内向型が消耗してしまう具体的なシチュエーションを見ていきましょう。
マルチタスクで疲れる
仕事でデータ入力をしているのに電話が鳴ったり、上司から急な仕事をたのまれたり、問い合わせがあったり。
こんなふうに、物事を同時進行で進めることを「マルチタスク」といいます。
神経学者のエヤル・オフィル氏が
「マルチタスクなどしていない。タスクとタスクを切り替えているだけだ」
と主張しているように、人間の脳はそもそもマルチタスクをできません。
しかし、内向型はさらに苦手なんですね。
タスクが重なるとなにからやればいいのかわからず、パニックになってしまうんです。
コミュニケーションで疲れる
仕事でも、人付き合いでも、なんといっても消耗するのがコミュニケーション。
内向型は、一人でいるときにエネルギーをチャージします。
なので、逆に人といるときは知らずしらずのうちに消耗していくんです。
- 同僚との雑談
- 仕事を頼むとき付
- き合いの飲み会
これらは次第に心を削っていくんです。
さらに、家族や親しい友人でも同じことが起こります。
僕も仲の良い友人と一緒にいても、帰る頃にはどっと疲れてしまいます。
「楽しい」と「疲れる」は別物。
たとえ楽しい時間でも、一人にならないと回復できないんです。
臨機応変の対応で疲れる
また、臨機応変な対応が必要な仕事はすごく消耗します。
そもそも、内向型は深く考えて答えを出すスタイル。
なので、その場でパッと回答するのに向いていません。
しかし、仕事では上司や取引先から質問され、答えなければならない場面がどうしても出てきてしまいます。
うまく答えなきゃ、という焦りがより消耗させるんですね。
僕も電話対応にはものすごく苦労しました…
プレッシャーを感じて疲れる
内向型は、正義感や責任感を持ちます。
そのため、抱えた仕事を人一倍「どうにかしなきゃ」と感じ、消耗するのです。
- 売上〇〇
- ノルマ何件
- 「期待しているよ」
それらがプレッシャーとなり、どんどん心を削っていきます。
結果が出せないと、さらに自己嫌悪に陥ります。
あー、もうダメだ
どうせ来月もできないんだ
自分はなんてだめな人間なんだ
こんなループにハマってしまうのです。
人混みで疲れる
内向型にとって、人混みは天敵。
人の圧ってすごいので、ただ人が多いだけでも強烈な刺激なんです。
僕も初売りセールとか、花火大会の帰り道とか、人混みにまぎれた日はどっと疲れてしまいますね…
以前の会社でも100人近くいる部屋で仕事していたので、人に見られてる感があり、すごく消耗しました。
「人がいるだけなら大丈夫」と思いがちですが、徐々に心はすり減っているんですね。
くわえて「内向的で、すごく生きづらさを感じるんだよな…」という方は内向的な人が生きづらい原因。結論、それは社会からの疎外感をご覧ください。
消耗する内向型がラクになる7つの方法
それでは、疲れやすい内向型は、どうやって生きていけばいいのか、その方法を7つ紹介します。
まずは一覧をどうぞ。
- その①:断ったっていい
- その②:人脈を広げなくたっていい
- その③:休んだっていい
- その④:実家に戻ったっていい
- その⑤:転職したっていい
- その⑥:休職したっていい
- その⑦:アルバイトだっていい
経験談なんかも交えながらお話しますね。
その①:断ったっていい
いやな仕事や面倒な友人との予定は、断ったっていいんです。
内向的な人は思いやりを持つため、断ることに罪悪感を感じます。
いやいやながら承諾してしまうのですが、これが消耗してしまう原因の一つ。
仕事が増えてマルチタスクになったり、仲良くない友人とのコミュニケーションに疲れたり。
内向型にとって、ネガティブな結果になりがちなんです。
思いやりは、僕らの誇るべき個性。しかし他人よりもまず、その優しさを自分に向けてみましょう。
断って良いと言われても「どんな理由で断ればいいのかわからないよ…」と感じたかもしれません。
それは「疲れているから」という理由でOKです。
- 仕事の場合は「今手一杯で…」
- プライベートの誘いは「予定が続いてて…」
逆にいうと、これを受け入れてもらえない人とは距離をとったほうがいいかもしれません。
あなたの事情を考えず、自分の欲望ばかり満たそうとする人といても疲れるだけですからね。
嫌な予定は断ったっていい。
その②:人脈を広げなくたっていい
ムリに人脈を広げなくたっていいんです。
自己啓発本やビジネス書には「人脈を広げろ!」「人脈こそビジネスのチャンス!」と書かれています。
が、ガン無視でOKです。
今の時代、SNSでいくらでもつながれますよね。
わざわざパーティに足を運んで、しんどい思いをするのはコスパが合いません。
とはいえ、ある程度の人脈は必要です。
ハーバードの成人発達研究でも
「幸せに影響をあたえるのは、豊かな人間関係だ」
と結論を出しています。
狭く深くで構わないので、心から気の許せる数人の友人を大切にしてあげてください。
Twitterで見つけた気になる人に、いいねをそっと押すだけでも十分です。
人脈を広げなくたっていい。
その③:休んだっていい
疲れたときは、休んだっていいんです。
「仕事を休むなんて甘えだ。」もしかしたら、そう言われた経験があるかもしれません。
責任感がある方なら、そう感じることでしょう。
でも、疲れたら休むのも仕事なんです。
1日の疲れを癒やすために眠るのと同じで、疲れたら休息が必要なのは当たり前のこと。
人間は、疲れたら休むように出来ているんです。
責任感は個性ですが、ムリをして体を壊してしまうのが怖いですからね。
かくいう僕も前職では、当日休みしまくっていました。笑
先輩も当日休みしまくるため、休みやすい環境だったというのもありますが「なんか気を乗らないな」というだけで休む日も…。笑
無理しても長続きしません。
ゆるく行きましょう。
疲れたら、休んだっていい。
その④:実家に戻ったっていい
もし一人暮らしに疲れてしまったら、実家に戻ったっていいんです。
というか、僕がまさにそうです。
社会人3年目の冬、初めて実家を出てひとり暮らしをはじめました。
1年ほど続けましたが家賃や食費、水道光熱費などの負担がバカにならなかったり、自炊しなければならなかったり、金銭的にも身体的にもしんどかったんですね。
ちょうど給食がかさなったこともあり、また実家にお世話になっています。
生活費として一定額入れていますが、
- 美味しいごはんを作ってくれる
- 洗濯もしてくれる
- お金も貯まる
- 孤独も感じない
と、めちゃくちゃいい思いさせてもらってます。
一度家を出たからには、また戻るなんてかっこ悪い。そう思うでしょうか?
しかしそこには、世間体や他人からの目があるはず。
他人からどう思われようと、あなたが戻りたいのなら、それでいいんです。
実家暮らし、快適ですよ!
実家に戻ったっていい。
その⑤:転職したっていい
仕事が合わないのなら、転職したっていいんです。
内向型は、自分に合わない仕事をしているとすごく消耗します。
やりがいを感じられず「なんのために働いているんだろう」と虚無感を感じるんです。
さらに、ほとんどの会社は外向型向けに作られているので、その中で働くとギャップに苦しむことにも。
そんなとき、同僚や家族に転職しようか相談しても、否定的な意見が返ってくるでしょう。
僕もそうでした。
というのも、親や上司の世代は、大企業一筋で勤めあげることが、いわば正解でした。
しかし、これからの変化の激しい時代では、そうはいきません。
どんな会社でも通用するスキルを身につけ、楽しく働けることが令和時代の安定なんです。
まだまだ転職に否定的な世の中ですが、これからはもっと一般化していくはず。
仕事が合わない方は、一足先に時代の流れに乗っちゃいましょう。
ちなみに、内向型に合う仕事が知りたい方は、内向的な人に向いてる仕事12選。内向型の適職探し完全ガイドをご覧ください。
仕事がつらいなら、転職したっていい。
その⑥:休職したっていい
もし仕事が原因で、体に不調をきたしているなら、休職したっていいんです。
というか、そうすべきです。
体に異変が生じているのに、働き続けるのは危険です。
取り返しのつかないことになる前に、医師に相談しに行きましょう。
実は僕も、一時期休職していたことがあります。
職場にいると、吐き気が止まらなかったんです。
さすがに「これはやばい」と感じ、病院にかけこみました。
その場で診断書を書いてもらい、休職の流れに。
仕事を休んでゆっくり過ごすと、働いているときには考えられないくらい穏やかな気持ちでした。
ストレスがある中、将来を考えるのは不可能です。
あなたの人生を豊かにするためにも、体に異変があるのならまずは病院に行きましょう。
体調が悪いなら、休職したっていい。
その⑦:アルバイトだっていい
仕事が嫌なら、アルバイトだっていいんです。
Webライターとして働いていますが、僕の今の目標は週3勤務でゆるく生きること。
ホワイト企業に転職できましたが、それでも週5勤務はつかれるんですよね。
出勤して同僚と決められた時間働くスタイルが、根本的に合わないんです。
だから会社員の割合を減らし、自分の時間を増やしたいんです。
雇用形態なんて、目的のための手段でしかありません。
きっとあなたが心配するのは、お金のことでしょう。
でも生活費をアルバイトで稼げば、暮らしていくのには困りませんよね。
なので僕は、支出をできるだけ下げて生活費をカットすることからはじめました。
詳細は、「お金の大学」を読んで年間70万円節約した話にまとめています。
ただそれだけでは将来が不安だと思うので、余った時間でスキルを身につけましょう。
スキルを身につければもう一度就職するのはもちろん、フリーランスとしての活動や起業だって不可能ではありません。
実際僕もブログを書いて、未経験からWebライターに転職できましたからね!
時間を作り負担を減らし、スキルを身につけるためのアルバイトは悪い選択ではないと思います。
正社員に疲れたら、アルバイトだっていい。
消耗している内向型は、選択肢を広げよう
以上、消耗している内向型向けにお話してきましたが、もちろんこれらを実践するかどうかはあなた次第です。
状況は人によってちがうので、一概に「これがいいよ!」とはいえないんです。
でも、今回紹介したように「つらかったら逃げてもいいんだ」と知っているだけで心が楽になるはず。
視野が広がり「逃げる」という選択肢に気がつけます。
じゃあ、さらに選択肢を広げるためにはどうすればいいのか。
ずばり、本を読みましょう。
本を読んで知識を増やし、他人の生き方を知ることで、あなたの見聞も広がります。
「あ、これってあの人がいってたことだな」というように、著者が人生の味方になるイメージです。
問題にぶち当たっても、スティーブ・ジョブズが隣で正解を教えてくれるんですよ。やばくないですか。
本を読まなければ、自分だけの狭い視野でしか物事を見られません。
その結果現状にしがみつくしかなくなり、さらに消耗していくわけです。
また、他の内向型がどのように生きているのかを知ることで選択肢を増やすのもいいですね。
僕のTwitterでは、内向的な人向けに「自分らしく働く方法」や「ゆるく生きるための心理学」を紹介しています。
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