こんにちは、ばちといいます。
内向的な自分に合っていなかった会社を辞め、現在Webライターとして働いています。
内向的な性格で、すごく生きづらい…
生きづらいのはなんでだろう?
もっと楽に生きたいな…
この記事は、こういった内向的な性格で生きづらさを感じている方へ向けて書いています。
現代は内向型にとって、生きづらい環境といえます。
なぜなら外向的な人が評価される社会だから。
外向型が多いために、外向性を重視する価値観があふれています。
内向型は、その中で暮らすことで
自分には欠陥があるんだ
性格を直さなきゃいけないんだ
でもやっぱり周りと同じことができない
と社会からの疎外感をおぼえ、生きづらさにつながるわけですね。
性格は生まれつきのもの。
変えたくても、そう簡単に変えられるものではありません。
とはいえ生きづらい人生を送るのはもうコリゴリですよね。
ずばり内向的な性格を個性と受け入れ、環境を変えていけば今より生きやすくすることは可能です。
この記事では内向的で生きづらさを感じていた僕が、生きづらさを感じる原因やその対策、生きやすい人生への具体的なステップについて深堀りします。
記事の最後には、本記事のステップに沿って転職した僕の、転職体験談も記しています!
YouTubeでもお話しています!水のせせらぎに癒やされながら学んでみてください。
内向的な人が生きづらい原因は、疎外感
お伝えしたとおり、社会は外向的な人向けに作られています。
内向型が「生きづらい」と感じてしまうのは、それが原因。
たとえば、下記のような状況がその例です。
- 教室やオフィスがオープンな空間
- コミュニケーション能力を重視される
- 友達100人できるかな
これらはすべて、外向的な人を前提にした考え方。
一方内向的な人は、下記のような特徴を持ちます。
- 一人の時間・スペースがほしい
- 初対面の人とのコミュニケーションが苦手
- 親友が数人いれば満足
比べてみると、現代社会に求められる人物像と異なっていますね。
内向型は少数派なので、どうしても外向型の価値観を強要されがち。
それが原因で「自分は人と違うんだ」「性格を変えないといけないんだ」と感じ、さらに生きづらくなるという、負の循環にハマってしまうんです。
現代社会で生きるのは、いわばアウェイで戦うようなもの
あなたが現代社会を「生きづらい」と感じるのは、当然なんですね。
そもそも環境と性格が合っていないわけですから。
実際スポーツでも、ホーム&アウェイ方式がとられますよね。
サポーターの声援や慣れたグラウンドでプレーできるのは自分のチームに有利なので、勝率にも影響をあたえます。
それほど環境からの影響は大きいのです。
これと同じで、悪いのは「あなたと社会の相性」。
決してあなたが劣っているわけではありません。
外向型と内向型の性格の違い
では外向的なコミュ強と、内向的あなたの違いはなんなのでしょうか?
パーソナリティ心理学によると、外向的か内向的かを分けるのは心地いいと感じる刺激の強さです。
一言でいえば、刺激に鈍感か敏感かのちがい。
外向的な人はタフです。それゆえ大人数の飲み会や、営業の仕事など、刺激を好むんですね。
一方内向的な人は、繊細。弱い刺激を求めるので、少人数の集まりやひとりで黙々と作業する時間を好みます。
友達がいないことはネガティブに捉えられがちですが、刺激という意味で内向型には合っているんですね。
世間体ではなく、あなたの心の声を聞いてみましょう!
内向的な性格について、理解をより深めたい方は、下記の記事をチェックしてみてください!
内向型が生きやすい人生を送るための戦略
ここまでを読んで「じゃあ私は、我慢して生きていくしかないってこと?」
と感じたかもしれません。
なのでここからは「内向的な人が生きやすくなる方法」を解説します。
結論、内向的な性格を受け入れ、心地いいと思う環境を整えること。
くわしく解説していきます。
内向的な性格を変える必要はない
あなたの性格は、生まれつきの要素がかかわっています。
遺伝や家庭環境など、コントロールできないものによって決まるんですね。
「内向的な性格は悪いものなんだ」と勘違いしがち。
でも「内向型人間のすごい力」の著者、スーザンケインさんによると、アメリカ人の4人に1人は内向的なんだとか。
社交的な人が多いイメージのアメリカ人ですら、25%が内向的。
内気な日本人は、おそらくもっといることでしょう。
あなたと同じ内向型は、まわりにもたくさんいるんですね。
内向的な性格が劣っているわけではありません。
性格を変える必要はなく、自己理解を深めてありのままに生きられればOKです!
心地いい環境をふやす
先ほどお伝えしたとおり、内向的な人は刺激に敏感です。
いい換えると、小さなことにも幸せを感じられる、ということ。
- 友人や同僚とのささいな会話で一日中ポジティブになる
- 好きな香りをかぐとリラックスできる
- 天気がいいと心も晴れる
など、ささいな日常に幸せを見つけられます。
この繊細さは外向型にはない、刺激に敏感な内向型ならではの強み。
つまり「あなたに合う環境を整え、ささいな幸せを味わうこと」。これが、生きやすい人生を送るための戦略です。
「社会で普通に生きること」はいわば外向型の人生戦略。
それを無理にならう必要はありません。
人生はあなただけのもの。
あなたに合った人生にカスタマイズしましょう!
内向的な人必見!生きづらいに打ち勝つ3つのステップ
次に、具体的なステップについて解説します。
順に見ていきましょう。
ステップ①:「心地いい」や「生きづらい」を感じる原因や環境をリストアップ
何事も、現状分析からはじめることが大切。
あなたがどういった刺激を好み、どんな環境が苦しいのかを知りましょう。
たとえば
- 大人数or少人数
- 雑談or深い話
- オープンオフィスor個室
- チームで仕事or個人で仕事
- スポーツor読書
このあたりは、優先して考えておきたいポイント。
外向的か内向的かを分ける、代表的な特徴です。(前者が外向的、後者が内向的)
他にも映画を観る時間が大好き、考えの合わない上司と働くのが苦痛。といったところを1〜2週間かけてリストアップしていきましょう。
人間は忘れる生き物なので、思いついたらその場でメモするのがおすすめです!
ステップ②:自分の個性だと受け入れる
リストアップし終わったら、あなたの傾向、趣味嗜好を把握しましょう。
あなたの個性を受け入れるためのステップです。
たとえば分析の結果、あなたはこんな個性を持っていたとします。
- 大人数の飲み会が苦手なんだな
- ひとりで黙々と作業するのが好きみたいだ
- 意外と料理するのも好きなのかも?
次に「それが私なんだ。そういう考えや価値観を持っているんだ」と、事実として認めてください。
世間(外向的な価値観)とくらべて「雑談ができるようにならないと」と考える必要はありません。
自分の意外な一面が知れて、おもしろいですよ!
ステップ③:「心地良い」を増やし「生きづらい」を減らす
内向的な性格を個性だと受け入れられたら、いよいよ環境の変化に着手します。
心地いいと感じられる環境に身をおき、生きづらいと感じるところからフェードアウトしましょう。
たとえばこんな感じでしょうか。
- 大人数の飲み会が苦手→自分で少人数の集まりを主催する
- ひとりでの仕事が好き→独立or人と関わらずにすむ職種に転職する
- 料理が好き→料理教室に通ってみる
あなたに合った環境を整え、生きづらさの原因をへらしてください。
すると、あなたの性格のままでも生きやすい人生が近づくはずです。
【経験談】内向型が大企業からベンチャー企業へ転職したら生きやすくなった
実は僕も上記のステップで、転職したんです。
前職では準公務員として、医療事務の仕事をしていました。
- 鳴り止まない電話が嫌すぎる
- 専門スキルが身につかない
- 人が多いので、どうしてもくらべてしまう
上記の環境に生きづらさを感じたので、Webライター職としてベンチャー企業へ転職しました。
現在は自分のペースで仕事ができて「ライティング」という専門スキルも身につく環境に身をおいています。
結果的に、転職して大正解でした。
内向型にとって、大企業より中小企業のほうが生きやすいかも
大企業と中小企業のどちらも経験したことで、僕にはベンチャーが合っているとわかりました。理由は下記の3つ。
- 異動がなく、専門性が身につく
- そもそも人とのからみが少ない
- 幅広い仕事にチャレンジできる
もちろん、すべての方に当てはまるわけではありません。
しかしもしあなたが上記に共感できるなら、ベンチャー適正ありかもです。
とはいえ中小企業は倒産のリスクが高いので、スキルが身につく会社がベター。
きちんとリスクヘッジして、自分の身は自分で守りましょう。
僕はいつでも転職、独立できる「webライティング」スキルの習得を目指し、日々修行中です!
内向的で生きづらいなら、仕事を変えてみるのもあり
最後に1点補足です。
多くの内向型を苦しめるのが、仕事です。
あなたももしかしたら、生きづらさの原因は職場での孤立感かもしれません。
そんなあなたに伝えたいことは、内向的な人に合った環境で働けば、生きづらさは和らぐということ。
実際ハーバード教育大学の個性学者トッドローズ氏は、著書の中で「好きなことで生きている人は、人生のある地点で人生への違和感を覚えている」とおしゃっています。
つまりあなたが今「内向的で生きづらいんだよな…」と思っているのは、好きなことで生きるサインかもしれないんです。
とはいえ「転職したことないし、何をすれば良いのかまったくわからない…」と思いますよね。
僕もそうだったので、すごくわかります…。
でも転職して生きづらさが大きく和らいだ経験から、「転職力は、内向型の大きな武器になる」と思うようになりました。
「たくさんの内向型が、生きづらい職場から逃げ出してほしい」、そんな想いで、下記の記事を書きました。